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◎カウンセリングってどんなことするの?
「カウンセリングって話を聞いてくれるだけじゃないの?」 そんなふうに誤解してませんか? たしかにそのようなカウンセリングがあるのも事実です。しかし、私が行っているカウンセリングは「聴く」だけではなく、 「聴く」⇒「心理分析」⇒「状況説明」⇒「悩みの元の心理パターンの解明」⇒「抑圧された感情を探す」⇒「抑圧された感情を癒す」⇒「過去の痛みやパターンを卒業する」⇒「新しい自分に出会う」 というプロセスを経ていきます。 カウンセリングの手法にもたくさんの流派がありますが、その中でも日本で一番の主流は「ロジャース・スタイル」のカウンセリングです。 クライアントを中心にカウンセリングを進めることから「来談者中心療法」と呼ばれていますが、このスタイルはどのようなカウンセリングを行ううえでも、とても重要なことです。 ですから、私が行うカウンセリングでも「クライアントの話を聴く」ということはとても大切にします。 しかし、このスタイルだけの場合、次のような不満がクライアントからよく出てくるのも事実です。 「話を聴いてもらってばかりでなかなか進展しない」 もしかすると、あなたも以前、カウンセリングを受けられてこのような不満を持ったことがあるかもしれません。
ロジャース・スタイルのカウンセリングを簡単に説明すると、カウンセリングの基本、クライアントの話、感情を「聴く」ことをとても大切にしています。そして、「クライアントには潜在的に自ら問題を解決する力がある」ことを信頼し、カウンセリングを通してクライアントが自ら気づきや変化を起こすことに重点を置いています。
「どうしたらいいのかアドバイスが欲しい」
「今の状況がどのようになっているのか説明して欲しい」
「時間がかかってしかたがない」
◎自分をよりよく理解するために心理分析を使う
そこで、私の場合はクライアントのお話を伺った後に、「なぜ、そのような問題や悩みが起こったのか」という心理分析を行います。今、抱えている問題や悩みの心や感情の力学を理解することはとても大切だからです。原因がわからないと解決になかなか辿り着かないからです。
たとえば、男女関係の問題として表面化している悩みが実は両親との関係からきている、仕事の問題として表面化していることが実は父親との関係からきている、そのようなケースはよくあることです。
問題の根っこを探り、そこ解消することによって、同じ心理パターンが原因で起こっている問題が解決していくのです。
カウンセリングやセラピーは対処療法だけではなく、問題を根っこから解決する手段にも効果を発揮します。
お電話のカウンセリングの場合は、だいたいこの辺りまで可能です。
◎私たちの悩みや問題は心理パターンからできる
私たちの悩みや問題というのは、この「心理パターン」からやってきます。では、心理パターンっていったいどんなものなのでしょうか?
わかりやすいように、例題で考えてみましょう。
Q.1 あなたが父親から怒鳴られたとします。あなたはいったいどんな感情を感じて、どんな行動を取りますか?
1.怒鳴られたら怒鳴り返す
2.腹が立つから、自分の部屋に直行する
3.怖くなって縮こまってしまう
4.泣いてしまう
5.「ごめん、ごめん」と言って謝る
Q.2 あなたがパートナーと待ち合わせをしたとします。でも、パートナーは待ち合わせの時刻の何の連絡もなく30分遅れてきたとします。あなたはいったいどんな感情を感じて、どんな行動を取りますか?
1.「なんで遅れたのよ!」ととりあえず怒りをぶつける
2.「どうしたの?」と不安げに聞く
3.どうして遅れたのか、その理由を聞きたいけれど、何事もなかったかのように振舞う
4.「遅れてきたから心配したよ」と伝える
5.「私(僕)もいまついたところだよ」という
Q.3 あなたがケーキ屋さんで働いていたとします。よく来る常連のお客さんが、今日レジであなたにお金を払う時に
「いつも思っていたんですが、あなたの笑顔は素敵ですよね。とっても気持ちよくなります。あなたがいるからいつもこのお店でケーキを買っちゃうんですよ」
といわれたとしたら、あなたはどんなふうに感じますか?
1.嬉しい
2.お世辞だと思う
3.馬鹿にするんじゃない!嘘を言うな!と腹が立つ
4.今度からもっと笑顔で笑わないととプレッシャーを感じる
5.嬉しくも、悲しくもない
あなたならどれを選ぶでしょうか?もちろん、これ以外にもあなたなりの選択があると思います。
ここで気づいていただきたいのは、「人によって感じ方や行動が違う」ということです。そして、この「感じ方」「行動の仕方」が心理パターンなんです。
友人やパートナーと同じ映画やドラマを見ても感想が違うことがありますよね。それはお互いの感じ方の心理パターンが違うからです。
同じように「怒鳴られる」「遅刻される」「褒められる」という現象が起きたとしても、その感じ方、受け取り方が違うと、人はまったく違った感じ方、行動をするのです。
これが、今のあなたが持っている心理パターンなんです。では、なぜ、あなたはそんな心理パターンを持っているんでしょうか?
◎心理パターンはどこから来るの?
この心理パターンがどこから来るのかというと、それは過去の体験からきます。その中でも一番影響力が強いのは、私たちの子供時代、家族や両親から受けた体験です。
私たちが生まれたばかりの赤ちゃんだったころ、価値観、良い悪いの判断基準はありません。何もわからないからです。では、そんな赤ちゃんは何をお手本にして成長していくのか?それは、両親を初めとする周りの大人です。
赤ちゃんや子供にとって良い悪いの基準は、「親の顔色」です。何かをしたときに、両親が笑っていたら「良いこと」、怒っていたら「悪いこと」になります。「人の顔色を伺ってしまう」というパターンもここからやってきます。そして、「怒られたことはしちゃいけないこと」禁止になります。
そこには「甘えたら怒られた」「頼ったら怒られた」「泣いたら怒られた」「友達と遊んでいたら怒られた」「お金を欲しがったら怒られた」「誰かと付き合ったときに怒られた、馬鹿にされた」「化粧をしたら色気づいてきたと嫌味を言われた」「あなたは長男(長女)だからしっかりしなさい!と言われた」などなど、人によってさまざまなことがあります。
そして、自分の欲求や感情を「禁止」して「我慢」し始めるのです。これが心理パターン、「どう感じるのか?」を作っていきます。そして我慢した欲求や感情は心の中の潜在意識や無意識の中に残っていきます。そして、心の中で消化されずに(感じられずに)残っている感情や不満がストレスとなって、人を苦しめるんです。
それ以外にも、子供は両親の心理パターン(価値観、考え方、感じ方など)を真似ていきます。両親の考え方、感じ方、両親の夫婦関係を通して「男女関係」や「結婚」について、両親の仕事や働き方を通して「仕事や社会」について。父親を通して男性について、母親を通して女性について、無意識的に両親の考え方、感じ方を吸収していくのです。
◎問題を作るのは今はもう役に立たない心理パターン
私たちが持っている心理パターンには役に立っているものともう役に立っていないものがあります。ですからすべての心理パターンが問題になるわけではありません。問題になるのは、今はもう役に立っていない心理パターンなんです。
でも、こういった心理パターンは私たちの潜在意識や無意識の中に潜んでいて、意識的には気づかないことがほとんどです。気づいていないことは変える事ができませんよね。だからほんどの人が今のパターンを使って、目の前で起こっている問題、家族関係、恋愛関係、仕事関係などの問題を一生懸命解決しようとするのですが、努力しても解決されないという問題や疲れを感じてしまいます。
もしくは、その時は解決されたとしても、なぜか同じような問題が再浮上するというトラブルに巻き込まれてしまうのです。
「なぜか、いつも恋愛関係が同じパターンで終わってしまう」
「いつも、こんなケンカをしてしまう」
「なぜかわからないけれど、いつも上司とケンカをして職場に居づらくなる」
これは、心理パターンが変わっていないからです。
そして、もうひとつは、
「わかっていても変える事ができない・・・」
という悩みです。本を読んだり、人からアドバイスをもらって
「そうしたらいいのはわかるんだけど、できない・・・」
と思うこともありますよね。これは頭ではわかっているんですが、心や感情がついてこないからです。そして、私たちが大人になってから持つ問題のほとんどは、この感情、言い換えると「抑圧された感情や痛み」からくるのです。
◎問題となる心理パターンには抑圧された痛みがある
どうして、こういった心理パターンを変える事ができないのかというと、それは、子供時代に身に着けた心理パターンの裏側には感情的な痛みが隠れているからです。
たとえば、子供にとって「両親に怒られる」「両親にわかってもらえない」「両親に否定される」だけでもそれは痛みとなって残っていきます。それらのすべてが今現在の問題になるわけではありませんが、子供時代の心の傷が今現在も影響するのです。
「甘えちゃだめ!」といって育てられた人は、大人になっても誰にも頼れない、甘えられないというパターンを持つ人がいっぱいいます。
子供であれば、誰だって親に甘えたいものです。でも、それができなかったときに「我慢するしかない」のです。そして、この我慢のパターンがずっと大人になってからも続いているのです。
「両親から否定された。受け入れてもらえなかった。だとしたら、友達やパートナーからも否定されるんじゃないかな?」
そんな不安が付きまとってしまうのです。
「化粧をしたら色気づいてきたと嫌味を言われた」という経験をした方は、「そんなふうに大人びた私は汚らわしいのかな?ダメなのかな?」という感情を持つことが多いです。そして、その結果、「大人の女性(男性)になるのは悪いことなんだ」と思い、セクシャリティ(男性性や女性性、性欲など)を抑圧してしまいます。すると大人になっても、なぜか子供っぽい、中性的、少年、少女のようなファッションしかできない、セックスに嫌悪感があったり、自信がない、そんな男性や女性もたくさんいます。
このように、私たちの悩みや問題を作っている心理パターンには抑圧された痛みという感情が隠れているのです。
これが「わかっていてもできない・・・」「本を読んでいい事だってわかるんだけど・・・」「アドバイスをしてもらってそうしたらいいというのはわかるんだけど・・・できない」という悩みを作ります。
セラピーではこの心理パターンを作っている痛みを見つけて、抑圧された感情を解放する「癒し」を行います。
◎感情を解放することで、過去の痛みやパターンを卒業する
抑圧された感情は心の中で感じられないままに残っています。たとえば、失恋をして以来1年間、ずーっと悲しく、傷ついたままの状態にいるときというのは、失恋の痛みが心の中に残った状態で感じられていないのです。
誰だって「悲しい」「つらい」「寂しい」「傷ついた」というような感情を感じたくありませんよね。ですから、私たちはこういった「ネガティブな感情」を感じないために「抑圧」していくのです。すると、一時はその感情から解放されたように感じるのですが、本当は心の中の押入れに隠しているような状況になっているわけです。
ちょっと想像していただきたいのですが、あなたが半年前に食べかけのお弁当を押入れに入れたままにしてしまったと思ってください。半年後の今、押入れを空けるのって怖くありませんか?(笑) 怖いですよね。そして、たまたまそんなときにあなたのパートナーや友達があなたの家に遊びに来たと思ってください。そして、「この押し入れって何が入ってるの?」と空けようとしたら、「あぁ~、そこは開けちゃダメ!」ってあわせてて止めようとしますよね。
これは心理学では「自己嫌悪」と呼ばれるものなんです。この「食べかけのお弁当」は一般的に「コンプレックス」と呼ばれています。抑圧された感情や自己嫌悪があると、心の中が押入れ状態になってしまっているのです。そして、心の扉を開いて、感情を見ることがとても怖くなっているのです。
そして、感じられていない感情が心の中にたまっていって「しんどさ」「疲れ」「やる気のなさ」「倦怠感」を感じたり、「引きこもってしまう」「言いたくないのに文句を言ってケンカをしてしまう」「別れてしまう」「やめてしまう」といった状況をつくってしまうのです。
逆に言うと、抑圧された感情は、私たちに「問題」や「悩み」といった形を使って「ここに抑圧したり、我慢してきた感情や痛みがあるよ」と教えてくれているのです。
では、どうしたらいいのでしょうか? 押入れを空けてお弁当を捨てて、お掃除をすればいいんです。心も同じなんです。抑圧した感情を感じて、心の中をお掃除(癒し)してあげれば、綺麗になって気分がよくなるんです。抑圧した感情を感じてあげることによって、「我慢するしかない」「頼れない」「ケンカになってしまう」というパターンを変えて、卒業することができるのです。
セラピーや癒しの基本は「抑圧された感情を解放する」ことです。そのときに、ずっと心にたまっていたつっかかりや、しんどさ、重荷がとれて解放されるんです。
抑圧された感情は、たとえて言えば「心の便秘」のようなものです。もし、1週間ずっとトイレに行っていなかったとしたら、すごくお腹が痛くなりますよね。気分が悪くなったり、頭がボーっとしたり、体調も悪くなります。感情を抑圧しているのはまるでそんな状態なんです。でも、その便秘が治ったら、どれだけ気分が良くて、楽になるでしょうか?すごく楽になりますよね。すっきりします。
抑圧した感情も感じてあげて、心の外に出してあげればとってもすっきりします。セラピーを受けられた後に「とても気持ちがすっきりしました。楽になりました」と多くの方がおっしゃるのは、そういう理由です。
◎パターンを超えて新しい自分に出会う
自分自身を癒していくと、今持っている心理パターンを変えて超えていくことができます。すると新しい自分に出会えるのです。でも、それは今のあなたとは別の誰かになるということではありません。「よりあなたらしくなる」のです。禁止していること、できないと思っていること、人は無意識にさまざまな制限をかけています。セラピーを受けると、そういった感情的な制限がどんどん、どんどん、取れていくのです。どんどん自由になっていきます。
そうすることによって、あなたの中から問題や悩みがなくなり、それだけではなく魅力や才能があふれ出てくるのです。
失恋や離婚した方のセラピーをするとそのようなことが良くあります。恋の痛みから「もう二度と恋愛なんかしない」と決め、心を閉ざした方は、男性でも女性でも、「誰かを愛する」「恋をする」という感情が閉じてしまいます。人は感情を閉じてしまうと、ネガティブな感情も感じませんが、同時に良い感情、「嬉しい」「楽しい」「幸せだ」という感情も感じれなくなってしまうんです。
でも、痛みを癒すともう一度、「愛する」という気持ちを取り戻すことができるんです。するとそれをきっかけに「美しさ」「優しさ」「愛」「温かさ」など、たくさんの魅力があふれるように出てくるのです。
「女性は恋をすると美しくなる」といいますが、それは「愛する」という気持ちを心の中から外へ、誰かに向けて愛情を表現していくからなんです。気持ちや感情を誰かに与えたい、分かち合いたいと思ったときに、人は心が開き始めるのです。そしてそれをきっかけに、たくさんの魅力も出てくるのです。
人はみんなもともとそういったものを持っています。セラピーはもともとあなたの中にある魅力や才能を取り戻す作業なんです。
面談カウンセリングではセラピーを行うことができますので、抑圧された痛みや感情を癒し、新しい自分に出会うというプロセスを行います。
◎カウンセリング後の具体的なアドバイス
カウンセリングを受けた後、気づきや癒しを日常生活で活かすために、今後どのように過ごしていけばいいのか、具体的なアドバイスを行うこともあります。
せっかくカウンセリングを受けられても、その場だけで終わってしまうととてももったいないので、日常生活の中で取り組める課題や宿題を出すこともあります。そんな場合は、ぜひ、あなたの日常生活に持ち帰ってみましょう。

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