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2006年03月08日
「痛み」と「ライフワーク」の関係
メルマガ読者の方から、「メルマガを読んでいると涙が出てきます」「私の過去の体験とだぶることが出てきて、自分なりに癒してきたつもりなのですが、涙が出るということはまだまだ癒しきれていないのでしょうか?」そんな質問を多数戴きました。
カウンセラーの一つの体験談として読んでいただければと思うのですが、「過去のトラウマを癒せたな」と思っても、ドラマや映画、誰かの話で過去の自分とダブるような話を聞くと涙が出ることもあります。それは、痛みが完全に癒されていない場合もありますし、人が持つ共感する力が働いて、悲しみを感じるからでもあります。
涙がでるというのは、ある意味素晴らしいことです。それだけ自分を癒そうとしているということですし、人のことを思いやれるということです。感情移入をしてそうなることもあるでしょうし、ただ人の気持ちを感じてそうなることもあると思います。私は仕事柄、心の痛みが強すぎてなくこともできない、そんな人もたくさん見てきました。つらいのに、泣けないことほど辛いこともありません。ですから、涙が出るときは、それに任せて、涙を一杯流してください。それがあなたのためにも、周りの人のためにもなります。
私たちはみんな人生の中でなんらかの痛みを持ちます。そして、それが自分の痛みから使命に変ったときに、私たちの痛みはたんなる痛みから、人を幸せにしたり、世の中をよりよくする行動に変ります。
たまたま、昨日、杉尾正明さん(70歳)という方のニュースを見ました。ニュースで聞いたところ、杉尾さんは年収が90万円になったとき、国民健康保険の減免申請をしたのですが、「規定外」と承認されず、「生活保護を受給するなら免除される」という市の答えだったそうです。
杉尾さんは、「生活の面倒は自分で見れるから、生活保護は入らない。健康保険だけ減免して欲しい」といったそうなのですが、それは聞き入れらなかったそうです。
それ以降、健康保険や年金の制度の矛盾点、そのために困っている人たちがたくさんいることを知り、制度を変えるために、さまざまな運動や裁判をされているようです。
お話をしたことがないのでわかりませんが、杉尾さんのこういった一連の活動は、もともと個人的な悩み(痛み)から始まったものかもしれません。でも、個人の問題が次第に、その他大勢の問題となり、「私のため」から、「みんなのため」に何か行動をしようという気持ちに変っていったのかもしれません。
私たちが持つ痛みには、大きな幸せに気付かせてくれるサインでもあります。ですから、痛みを大切にいたわり、癒してあげてください。そして、その痛みが自分の人生にとって、どんな意味があるのか、考えてみてください。その時に、あなたのライフワークとなるようなインスピレーションが沸いてくるかもしれませんよ。
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投稿者 yoshi : 2006年03月08日 12:26
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