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2003年11月20日
エゴ
エゴというのは、私たちをだまそう、だまそうとする存在のことです。そして、エゴは常に私たちの心の中に存在します。
わかりやすく言えば、よく漫画で天使と悪魔の声が出てきますが、あの悪魔の声というのがエゴのことです。
エゴは常に、自分の利益ばかり考えています。他人のことはあまり考えません。エゴは 常に、自分の存続ばかり考えています。だから、エゴは常に、私たちが利己的になるように働きかけてくるのです。
エゴは罪悪感、無価値感、無力感、犠牲感などの感覚や感情を使って、人をだますことが得意です。そして、大抵の場合、私たちはその策略にはまってしまいます。
エゴは愛が大嫌いです。もし、愛を感じたらエゴは消えてなくなってしまうので、私たちが愛を感じられないように、感じられないように色々な策略をめぐらします。
私たちが苦しい時、しんどいとき、不幸なとき、貧しいとき、それはエゴの罠にひっかかっている証拠です。
私たちが、楽で、楽しくて、幸せで、豊かなとき、エゴは私たちの中に存在することができません。
そういう時、エゴは誰かや何かを使って、私たちをその状態に居られないようにしようとします。
たとえば、あなたの目の前に問題を持つ人(家族や友人など)を呼び寄せる。そして、あなた一人が幸せであることに罪悪感を感じさせようとします。
もし、あなたがその罠にはまって罪悪感を感じてしまうと、癒着という名前の罠にはまってしまいます。そして、あなたとその人は同じ罠の中で苦しむことになります。まるでアリ地獄に一緒に落ちていくような感じです。これを共依存という場合もあります。
そして、あなたは「犠牲的な生き方」という罠にはまってしまいます。
もし、あなたの目の前に困っている人がいれば、あなたはあなたの居るべき位置に居ながら、あなたのできる助けをしてあげることです。
この居るべき位置のことをセンターと呼ぶこともあります。
たとえば、あなたの友人がお金に困っているとしましょう。そして、あなたにお金を貸してくれるように頼むとします。
ここで、もしあなたが「困ったな。貸したくないな・・・」と思ったら、その瞬間に、エゴがつけこむ隙ができます。
なぜなら、「友人にお金を貸したくない」と思った自分が、まるで友人を裏切ったような罪悪感を感じるからです。お金を貸す、貸さないは本来は中立的な行為なのですが、私たちが、良い・悪いという感情をその行為の上にかぶせてしまうのです。そして、エゴはこの罪悪感を使います。
エゴは、お金を持っているあなたが、お金を持っているのにお金を貸さないことに罪悪感を持たせるのです。そして、今回だけと思いながら、お金を貸したとしましょう。すると、「お金を貸さざるをえなかった」という強制されたような犠牲感が私たちの中に残ります。裏切りと罪悪感、犠牲感をあなたに感じさせることによって、エゴが罠を画策しているのです。
そして、この友人がお金を約束どおり返してくれなかったとしましょう。すると、お金を貸したくないと一度でも思ってしまった自分に罪悪感を感じ、自分を責めていたあなたは、その度合いだけより強く、友人に怒りを感じます。なぜなら、罪悪感を感じないための補償行為としてお金を貸してしまったからです。
あなたの犠牲や期待を裏切った友人に対して怒りを感じてしまうのです。でも、心理的に友人を裏切っていると先に感じたのが自分のほうだということには気付いていません。これもエゴが画策する罠の一つです。
そして、エゴの2番目の罠、怒りにはまってしまいます。そして、あなたにお金を借りに来た友人を恨むことになってしまいます。これが第3の罠です。
その結果、あなたはエゴの策略にはまり、お金と友人の両方を失うことになります。そして、愛と豊かさからは程遠い場所にずれてしまうのです。
あなたがセンターからずれた場所で、どれだけ友人やお金に執着し、取り戻そうとしても、それはかないません。なぜなら、センターからずれた場所では完全にエゴの罠にはまっており、あなたのすることが効果的には為されないからです。
その場合は、何よりもまず、すべての執着を手放し、あなたがあなたの居るべき位置に戻り、その位置でもう一度、選択をする必要があります。
あなたがセンターに戻ると、エゴはあなたの中に存在することができなくなります。だから、エゴは執拗にあなたをセンターから外れるように、あなたに罪悪感や犠牲を感じるように求めます。
もし、あなたがそのような感情を感じるのであれば、それがエゴの罠だと気付いてください。
エゴはつながりが大嫌いです。だから、あなたに分離感、孤独、寂しさ、虚無感、怒り、腹立たしさなどを持つように画策し、誰ともつながりをもてないようにします。そうすれば、愛を感じることがなく、エゴが存在しえるからです。
分離感、孤独、寂しさ、虚無感、怒り、腹立たしさを感じていることに気付いたら、そのときに、もう一度、愛とつながりを選択し直しましょう。
私たちが心をオープンにし、愛や豊かさを受け入れ、それに満ち溢れているときは、この種の罠にはまることもなく、誰もあなたを傷つけることはできなくなるのです。
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投稿者 yoshi : 2003年11月20日 09:00
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コメント
初めまして。
他のいろいろなお話しも読んできましたが
なんだか一番これが今の自分にある話しだと
しみじみしながらなんども繰り返し
読んでしまいました。
きっと具体例が同じだからだと思ってしまいました(笑
私は半年・・・いや、1年ちょっとエゴと戦っていることに気がつきました。
そっか、、、エゴかぁーってなぐあいですごく関心しました。
私はこの話しの筋道からすればワナにはまるようで
完全にはまってません。ギリギリです(笑
助かっている今なので今後はこのお話しを意識して
乗り越えられる力をつけることに精進します。
がんばっている自分はおかしいのかなって
ずっと思っていたのでなんだかホッとしました。
執着しすぎてるかもっておもったりもしましたけど
あと少し・・・
がんばります。
投稿者 たか : 2004年07月04日 03:29
こんばんは。北端です。
Yamaさん、ご指摘ありがとうございました。そしてようこさん、フォローありがとうございました。
きっと、お二人が書いてくださったことで、他の読者の方も疑問が薄れたんじゃないかなと思います。これからは、もっと気をつけて言葉を使うようにしていきますね。本当に有難うございます。
ここからは、あにゃさんへのお答えにもなるかと思うのですが、あくまでも私の考えとして読んでみてください。みなさんには、みなさんなりの価値観がありますので、ご自身に役立つようにチョイスして頂ければ幸いです。
以前、どこかの記事に書いたと思うのですが、私もエゴは必ずしも悪いものだと思っていません。あるレベルに到達するまではものすごいパワーになりますし、役に立ちます。
このコラムで私が伝えたかったのは、エゴが私たちを活かすほうではなく、私たちの足を引っ張るほうの事です。
どうして、エゴが存在するのか?私が思うのは、人は二つの相反する欲求、分離と統合、つまり、「一人になりたい!(私の幸せ)」という欲求と「誰かと繋がっていたい(みんなの幸せ)」という二つの欲求を持っていて、両方のバランスを必要としているからだと思います。
投稿者 北端 : 2003年11月27日 00:26
>心理を専門にするなら、言葉を正確に理解し、使ってください。
心理学の分野での論文を書いているなら
テクニカルタームは正確な単語&用法で使用すべきでしょう。
でもここは、一般的な読者が読むコラムです。
三省堂提供「大辞林 第二版」によれば
エゴ 1 [(ラテン) ego]
(1)「自我」に同じ。
「―の強い人」
(2)エゴイズムの略。
「―の塊のような奴だ」
心理学をご専門にされているYamaさんなら、
まさか、(2)について、ご存じない、、、
なーんてことは、ないですよね??
投稿者 ようこ : 2003年11月26日 02:19
心理学でエゴと言えば、自我のことで
それ自体良い物でも、悪いものでもないのではないですか?
心理を専門にするなら、言葉を正確に理解し、使ってください。
投稿者 Yama : 2003年11月24日 23:04
なんでエゴって存在するんだろう?
・・・そぼくな疑問・・・
投稿者 あにゃ : 2003年11月24日 20:37