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2007年04月27日

結婚の心理学

今回のメルマガ
★ちちんぷいぷい
★結婚の心理学
★編集後記 ダスティ・ホフマンの名言

 

こんにちは。北端です。

先週、「マリッジブルーの心理学」について書いたら、早速、毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組からさっそく取材の依頼が来ました。(^^) ジューンブライドを控えてタイミングがよかったようです。

 

そういえば、「ジューンブライド」は、6月に結婚した花嫁は幸せになれるという言い伝えですが、ヨーロッパの伝承らしいですね。

 

こういった伝承や言葉を盲目的に信じると振り回されることもありますが、「縁起を担ぐ」という言葉が日本語にもあるように、人生の流れを良くする為に使えれば、心と体のバイオリズムがよくなりますよ♪

出産にまつわるお話

 

さて、前回のメルマガで余談で書いた「出産にまつわる話」に質問が来たので簡単にお答えします。

 

人の心の中には潜在意識という意識レベルがありますが、ある説によれば人の潜在意識は、受精したとき、つまり私たちが母親のおなかの中にいるときから始まるといわれています。そして、そのときから、胎児はさまざまな感情を感じているというのです。

 

たとえば、子供が母体にいたときに両親が話していた会話を覚えていたり、知っていたりする。子供に「○○○ちゃんは、どこからこの世界に生まれてきたの?」と聞くと、「真っ暗なトンネルを通ってきたの」と答える。などなど。大きくなったら忘れてしまいますが、小さな子供はこういったことを覚えていることもあります。


出産という体験を子供の視点から見ると、「母体」という居心地の良かった世界が、成長するにつれて狭くなり、窮屈になってくるわけです。そして、とうとう母体の中にいられなくなって、未知の世界(こっちの世界ですね)に飛び出すわけです。

 

難産だと苦しい、怖いと感じることもあれば、安産でするっと生まれることもあります。その時に、赤ちゃんだった私たちが感じていたことが、人生の転機に感じる感覚とよく似ていたりするんです。

 

「子供から大人になるとき」「学生から社会人になるとき」「独身から結婚するとき」、「サラリーマンから独立するとき」こういった環境の変化、世界の変化も、「変化」を迎えたときの感覚という視点からは、出産時と同じような感覚を持ったりします。

 

たとえば、逆子で難産だった場合には、変化を前にして「前に進みたいけど何かが引っかかって進めない」という感覚として、そのときの感情的な体験を追体験しているかもしれません。

 

体はもうすっかり出産してこの世界にいますが、心の一部が出産しておらず、産道の真っ暗闇の中で詰まっている、生きていてそんな感覚を持っている人もいます。そういう方は、感覚的に、まだこの世界に生まれ出てきていない部分があったりします。このテーマを癒すための「誕生」のセラピーもあるくらいですからね。

 

もし、今、変化を前にして、何かを感じている方は、今までの人生も振り返って、変化を前にしたときに感じる感情のパターンをチェックしてみてください。そうすれば、「あ、これは変化の前のサインなんだ」というふうに、自分なりに解釈できるようになりますよ。

 

では、お待たせしました。今回のメルマガを始めましょう!

 

結婚の心理学

 

前回は、マリッジブルーのお話をしましたが、マリッジブルーまでいかなくても、「結婚するのに躊躇している」そういう人もいっぱいいます。

 

恋愛カウンセリングをしていても、「そろそろ、付き合って3年くらいたっているのに、結婚の話が出たとたん、パートナーの歯切れが悪くなる」「避けているように思う」と相談される方もいますし、逆に、「パートナーから結婚しようといわれているんだけど、その気になれず・・・」という方もいます。

 

前回のメルマガでは、結婚への恐れの中に「パートナーにすべてを知られてしまう恐れ」があると書きましたが、言葉を変えれば、私たちの自己嫌悪、コンプレックスのことです。

 

「本当に私がこんな女(男)だってばれたら、絶対に嫌われる!」

 

私たちの潜在意識の中には、どうしても自分で自分を愛せないような部分があったりするものですが、「結婚」というイベントを前にすると、普段隠れているこの自己嫌悪がいっぱい出てくるんです。

 

たとえば、自分の家族、両親や兄弟にコンプレックスを持っている人は、単なるお付き合いだけなら、家族のことを話題にしなくても付き合い続けることもできます。

 

でも、結婚となると、パートナーやパートナーの両親に、自分の家族を紹介しなければならない。家族を隠していたい、とコンプレックスを持っていたら、結婚式前の両家の顔合わせから、結婚後の親戚づきあいまで想像するだけでうんざりしたり、絶望的になる人もいます。

 

結婚を前にすると、付き合っている間は隠していた、いろいろなコンプレックスが明るみに出る、そんなプロセスを二人とも通るんです。その中には、隠れた借金なんかもあったりします。

 

私たちは、普段、無意識的にペルソナ、仮面をかぶって生きています。そして、誰かに気に入られるような自分を振舞っています。でも、本当はそんな自分に疲れていたりするんです。

 

そして、少なくとも、パートナーに対しては、本当の自分でいたい、もっと気楽でいたいという欲求が強くなります。すると、隠しているものがあればあるほど、苦しくなってくる。だから、全部、暴露して、テーブルの上に載せて、しっかり向き合って、解決してから「結婚」に向き合いたいという、潜在的な欲求が湧き出てくるんです。

 

マリッジブルーになったり、結婚前にわけがわからない行動をして挙動不審になったり、する理由は、このあたりにあります。

 

私たちが、潜在的に持っている自己嫌悪というのは、自分の心の中の世界では、「絶対に愛されないもの」として存在しています。

 

だから、それをパートナーにも投影し「私が愛せないくらいだから、きっとパートナーも愛せないだろう」そんなふうに感じています。

 

でも、男女関係の一番の恩恵は、こういった自己嫌悪やそれができた過去の痛みの体験が、パートナーを通して、新しい家族との関係を通して癒されるということです。

 

それは「今まで、私たちが信じていた世界だけが、真実ではないんだ」ということなんです。

 

パートナーとの間で、お互いの痛みや自己嫌悪を受け入れて、愛し合うこと、その恩恵は、そんなふうに、今まで生きてきた世界が変わっていくということなんです。

 

もし、あなたが今、長年付き合っているパートナーがいて、結婚や新しいステージへ踏み出すことへの恐れを感じているとしたら、それを率直にコミュニケーションしてみましょう。理由がわからずに結婚を躊躇されるのはとても居心地が悪く、怖いものです。

 

そして、素直な気持ちをコミュニケーションできる、そんな安心感のある男女関係を持っていると感じた度合いだけ、パートナーとの親密感は増えていき、二人の絆も深まるからです。

 

そして、もう一つ、大切なことは、パートナーを全面的に信頼することです。

 

男女関係を持つと、パートナーを全面的に信頼する、これをしないと、それ以上、前に進めない、そんな段階がやってきます。そして、それが怖くて、同じところをぐるぐる回っている。そんな恋愛をずっと続けている人もいます。

 

その恐れは、パートナーや恋愛関係自体にあるというよりも、私たちの心の中にある恐れなんです。でも、突き抜けたときには、新しい世界があなたを待っていますよ。

 

では、みなさんにたくさんの幸せが訪れますように!

 

カウンセラー 北端 康良

 

 

■編集後記 ダスティ・ホフマンの名言

私の大好きな番組の一つに、「アクターズスタジオ」というアメリカの番組があります。将来、俳優、映画監督、脚本家など、映画や舞台などの仕事に携わりたい!と夢を持つ人たちが学ぶ有名な学校でニューヨークにあるそうです。その生徒向けに、成功した俳優や監督を招き、インタビューを通して学ぶ授業のようなものが不定期ですが、BSで放送されています。先日の見た番組は、ダスティ・ホフマンがゲストで、1時間半くらいのインタビュー番組なんですが、本当に感動しました。その中でも、彼が言ったセリフ、
「演技をしないと、気が狂ってしまう。正気を失わないように、僕たちは演技を続けるしかないんだよ」
にとても感動しました。それだけ彼にとっては、演技、俳優という仕事が人生そのもので、生きる目的であり、ライフワークなんだと感じました。

投稿者 yoshi : 2007年04月27日 18:20

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