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2007年01月11日

スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

昨年末、新聞広告で香山リカ先生の「スピリチュアルにハマる人、ハマらない人 」を見て、早速読みました。


スピリチュアルにハマる人、ハマらない人

心理学やカウンセリングと、スピリチュアルとは違うのですが、すべて同じように感じている人も結構いらっしゃいますので、仕事がら、興味を持って読んで見ました。

読んで見ると、これがすごく面白い本で、ぜひ、興味のある方は読んでみてください。

本書のテーマとしては、世の中の「スピリチュアルブーム」について、過去の歴史も紐解きながら解説している本です。


香山先生によれば、今回の「スピリチュアルブーム」は1990年のバブル崩壊以降に始まり、オーム事件を通し一度下火になり、その後、江原さんの登場と彼を支持する女性オピニオンリーダー(林真理子さんや吉本ばななさんなど)の登場により、一気に火がついたと指摘されていました。

「たしかにそうだな~」と思いました。


今の時代は、「思考」と「感情」のバランスが崩れていて、バブル前の思考・科学一辺倒の傾向が、感情・感覚の方に、振り子がふれすぎているのかもしれませんね。


長い目で見れば、思考と感情のバランスを取るための時代の流れかもしれませんが、その狭間で生きている私たちにとっては、今の潮流をしっかりと見極めることの大切さを感じます。


私も仕事柄、人の感情やライフスタイルと社会の動きには注意しておりますが、この流れは、バブル崩壊後、自信を失った日本人が、2000年以降のお金ブームにはまり、起業、投資ブーム、情報企業家ブームへと続く流れと同じかもしれないと感じました。


経済の分野では、2006年初頭のライブドアショック、村上ファンド事件がありましたが、スピリチュアルや心理学の分野でも、この流れに照らし合わせると、同じようなことが起きてもおかしくないと、危機感も感じます。


日本の伝統的な文化や価値観、日本人が昔持っていた「美意識」が見直されているのは、そういった影響もあるのかもしれません。


また、香山先生が著書の中で「スピリチュアルですべてを解決しよう!という安易な部分があるのでは」と指摘されていましたが、私も同感です。


私自身、「スピリチュアル」というもの以外に対して同じような感覚をもっていたのでその気持ちがよくわかるんです。たとえば、若い頃は「出世して、お金を稼げば問題はすべて解決するのではないか?」という安易な答えを持っていましたし、「この人についていけば、大丈夫なんじゃないか?」という他力本願な部分が強かったんです。


でも、実際は違うんですよね。


私の個人的な体験から学んだことを書くと、スピリチュアルにしろ、心理学にしろ、カウンセリングにしろ、お金にしろ、使い方によって幸せにも不幸にもなるということです。

そのことを知っておかないと、「スピリチュアルですべてうまくいくと思っていたのに、ガッカリした」「先生に聞けばすべて解決するんじゃないですか?」なんていう誤解を持ってしまい、自ら失望を選んでしまいます。


大切なのは、こういったものを「どう自分の人生の役に立てて、幸せな人生を過ごすのか?」という目的の部分だと思うんです。

そこさえハッキリしていたら、何を選ぶのか、何を使うのか、どういう方法で進んでいくのに、大きなずれはでないんでしょうね。

投稿者 yoshi : 2007年01月11日 15:05

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