2006年07月29日
自立タイプが深層心理に隠しているもの
今回のメルマガ |
こんにちは、北端です。先週は取材やら携帯サイトの打ち合わせなどで、超多忙で、メルマガを1回飛ばしてしまいました。
最近はカウンセリングや講座をしていると、「メルマガ読んでますよ」といってくれる人が多くて、とても嬉しいです。(^^) 講座に初めて来られた方は、30人くらい受講生がいると、なかなか話しかけにくいかもしれませんが、お気軽に話しかけてくださいね。 私は、新しい出会いがすごく好きなので、大歓迎です!
さて、今回は、「岩男タイプ」「プレイボーイタイプ」の男性についての質問の中で、とくに多かった
「仕事やキャリア、将来の目標を持っていて、夢を目指しているようなタイプの男性がいいんですが、そういう人は恋愛は二の次という感じだから、なかなか振り向いてくれてなくて、恋愛がなかなかうまく行かないんです」
というテーマを取り上げたいと思います。
上昇志向が強くなる動機を大きく分ければ
1.成長するのが楽しいから
2.コンプレックスを克服したいから
の2つになります。1の場合、そんなパートナーと付き合った人に出てくる一番の問題は「劣等感」です。
「私のパートナーは、あんなにも勉強熱心で、何事にも情熱があって、素敵で・・・」
「そんな彼が私と付き合ってくれるなんて夢みたい!」
と初めは嬉しかったり、一緒に楽しんでいる間はいいのですが、そのうち
「本当に、私なんかでいいんだろうか・・・・?」
という不安が出てくるんです。これは、憧れの人と付き合ったことがある人なら経験のある感覚だと思います。
パートナーがあなたと付き合ったのは、当然「私にふさわしい人だ」と思ったから付き合ったわけですが、自分自身がその価値を受け取りきれないわけです。
そして、不安、嫉妬、劣等感に悩まされてしまって、彼に対してつっけんどんになったり、引きこもってしまったり。人によっては、自分が身を引いてしまう人もいるかもしれません。いずれにしても、パートナーにとっては「意味不明な態度」になっているので、
「なんで、そんなに機嫌が悪いの?」「落ち込んでいるの?」
という気持ちを感じさせてしまいます。もし、あなたが今、そういう状況にいるなら、パートナーがあなたに見てくれている価値を受け取ることが答えです。自分が自分につけているセルフイメージをよりよいものに変えていくこと。簡単に言えば、パートナーがあなたに見てくれている価値を信頼することです。
質問のケースは2の場合の男性に多いタイプです。見た感じ、ぜんぜん、コンプレックスや悩み、不安とは無縁のように見える人でも、隠している人は一杯います。
特に、男性なら、過去に
・金銭的に貧しくて、嫌な想いをした
・勉強ができずにバカにされた
・体が弱くていじめられた
・優秀な兄弟姉妹といつも比べられて育った
・両親が競争意識の強い人だった
・父親がダメ男で軽蔑している
・父親が偉大すぎて、コンプレックスを感じている
などの、「弱さ」「弱者」が過去に付きまとっていると、そのために、苦い想いをした男性は、そのコンプレックスをバネにして、強くなろうとします。
過去の依存時代に、嫌な想いをして、傷ついた人ほど、超自立します。
発展途上国にはハングリー精神の強い人が多いということや、競争意識が強い国やコミュニティで育った人の自立意識が強いのも、こういった心理があるからですね。
同じ日本に住んでいると、「どうして彼(彼女)はあんなにも競争意識が強いんだろう?」「負けん気が強いんだろう?」なんて思うかもしれませんが、こういう過去が背景にある場合が多いんです。
すると、こういうタイプの男性にとって、一番大切なことは誰にもバカにされないような人間になること、もう二度とあんな惨めな想いをしなくてもいい人間になることです。男性にとって、バカにされない一番のものは
1.肉体的な強さ
2.学歴
3.社会的な地位
4.収入
5.持ち物(家、車、ブランド物 etc...)
などが優先的に入ってきます。当然、ここには恋愛や家族愛などはあまり入ってきません。入ってきたとしても、「家柄のいい彼女」とか「自慢できる美人な彼女」とか、何かが前にくっつきます。
こんなふうに書くと、「なんと嫌味な男だ」と思うかもしれませんが、彼らには悪意は全然ない場合もあります。このメルマガでは、何度も書いていますが、人はみんな不足感を埋めようとしてありとあらゆるものを使います。彼らも「過去にもらえなかったものを一生懸命取り戻そうとしている」んです。
もう少し言うと、「過去にこれがあれば、あんな苦しみはなかった。誰か(家族など)を助けることができた」と思うものを、一生懸命手に入れようとしているんです。
大抵の場合、彼らは「それが人生だ」「人生で大切なものはこういったものだ」と思い込みながら(時にはそう思い込ませながら)、心の奥底で満たされないものや心の渇きを感じつつ過ごしている場合が多いんです。
でも、そういった心の渇きを感じると、立ち止まってしまうので、後ろを振り返らないように必死に走り続けている男性がとても多いんです。実はこの心の渇きに向き合うことが一番の早道だったりするのですが、それは怖すぎて出来ないんです。
そこに向き合うということは、苦い過去の痛みに直面するということだからです。プレイボーイタイプはこういった心の渇きを持っていて、それに向き合わないでいいように複数の彼女を持つんです。岩タイプのハードワーカーは女性の代わりの仕事を使ったりします。
そして、こういった心理パターンは「男性としての自信のなさ」からやってきているんです。褒め上手の女性はもてるというのはこのあたりに、大きな理由があるんです。
では、続きは来週にお話をしますね。
みなさんにたくさんの幸せが訪れますように!
カウンセラー 北端 康良
■編集後記 10年後のインスピレーションを受け取る方法 |
| バンコクに行ったときに、平田オリザ先生の東京ノートという舞台を見てきました。友人が国際交流の仕事をしていて、日本の文化紹介の一環として、公演を企画したので、誘ってくれたんです。これが、すごく面白くて舞台の内容も面白いのですが、公演後、平田オリザ先生がレクチャーをしてくれて、質疑応答をしてくれたんです。芸術関係の仕事をしている人は、数年後、10年後などの未来を見て、作品を作られるんですが、舞台内容自体も、確か2015年の日本という設定だったんです。 そこで、平田オリザ先生に「10年後のインスピレーションをどう得るんですか?」と質問したところ、「普通の人が、見逃していること、問題だと思わないと思うところを、問題だと感じる感性だよ」と教えてくれました。平田オリザ先生が、東京ノートを作ろうと思われたのは、1990年、ちょうど湾岸戦争が起こったときだそうです。テレビで戦争の映像を見ながら、普通に食事をしている日本の現実に違和感とショックを覚えて「これは何か変だろう」と思ったといっていました。この感覚が、10年後にどういった現象として現れるのか? それが彼のインスピレーションになっているそうです。 |
投稿者 yoshi : 2006年07月29日 16:24
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