2006年07月12日
セックスの問題は親密感への恐れ~セックスと罪悪感(2)
今回のメルマガ |
こんにちは、北端です。先日、「ダメ男図鑑」という企画で取材を受けました。 「ダメ男」について答えるたびに、「あ、でも、これは自分にも当てはまる・・・」なんて、グサ、グサと心に刺さり、少し、Mチックな取材でした。(笑)
読者アンケートの中に、「あなたが男性(恋人)に求めるものは何ですか?」という質問がったのですが、
1位 価値観の一致
2位 癒し・安らぎ
3位 性格
4位 経済力
という順位でした。(対象は、20代~30代の独身女性)
男性に求めるものの1位が「価値観の一致」、2位が、「癒し・安らぎ」、4位に「経済力」という点に、女性の自立傾向がますます高まっているのが見て取れますね。先進国の女性や経済的な自立を獲得した女性はこいういう傾向を辿るようです。
この結果を見て、個人的に、男性が誤解してはいけないと思うのは、経済力が4位なのは、経済力の優先順位が低くなったのではないということです。まったく逆で、ある程度の経済力を持っているのは当たり前だから、あえて上位にある必要はなくなっただけで、そういう意味での4位と考えたほうがいいんでしょうね。
女性も自立したいとは思っていますが、だからといって、男女関係で、いつも女性優位の関係、男性が弱いような恋愛をしたいとは思っていません。自立した女性にふさわしい、大人の男へのニーズは非常に高まっています。
男性はそういう要素を身につければ、思いっきり売り手市場ですよ。カウンセリングで「そんな男性が日本にはほとんどいない!」そういう女性の声をよく聞きます。 男性のみなさん、一緒に頑張りましょう!(笑)
そういう男性になる秘訣は、女性性を高めることです。男性が男性的であるのは、当たり前で、男性的でありながら、女性的である男性。女っぽいという意味ではなく、気配りができて、女性の気持ちの変化に敏感で、優しくて。でも、やる時はやる! いざというときは、責任を引き受けてくれる。そんな男性です。
女性とお話していると良く出てくるが、「男性が男らしいと思う男性像と、女性が男らしいと思う男性像の違い」です。男が大切だと思っていることが、意外と、動でもいい事だったりするんですよね。「ジーリ」という映画は、そういう勘違いに気付かせてくれます。ベン・アフレック、ジェニファー・ロペスが出ている映画で、そんなに面白くありませんが、女性が求める男らしさの一端を理解するには役に立つと思うので、興味のある方は、ご覧下さいね。
では、お待たせしました。今回のメルマガを始めましょう! ⇒ バックナンバーはこちら
★セックスと罪悪感 セックスの問題は、親密感への恐れ |
さて、一連のメルマガで、岩男タイプとプレイボーイタイプの男性のお話をさせていただいておりますが、彼らの深層心理には「罪悪感」というものが横たわっています。その罪悪感が、恋愛関係、セックス、家族、仕事などの場面で出てきて、さまざまな問題を作り出すんです。
感情をどう扱っていいのか分からないと、私たちの行動は感情によって動かされてしまいます。罪悪感をどう扱っていいのかわからない、岩男タイプとプレイボーイタイプの男性は、罪悪感をアクトアウト(行動化)してしまうんです。その結果、パートナーに罪悪感を感じさせてしまうんです。
前回から、罪悪感がセックスに与える影響を書いています。今回のメルマガは、前々々回(2006/06/15発行号)からの連載ですので、今回から購読された方は、バックナンバーもご覧下さいね。 時間がない方は、前回分から読んでください。
※いただいた質問メールは文面がそのまま掲載されますので、ご了承ください。
前回は、セックスができなくなる理由について、いくつか書きましたが、その一つが両親への思い込みです。私たちは子供時代、両親に完璧な親であって欲しいと思います。大人になってからでも、両親には良い親でいて欲しいと思います。
両親も人間ですから、セックスをするのは当たり前ですが、それでも両親がセックスをするのを受け入れるというのは難しい人が多いんです。たとえば、両親がセックスをしている場面を想像する。「あぁ~、したくない、気持ち悪い」という人は、抵抗があるからです。(抵抗があるのが良い・悪いとか、そういう話ではないですよ。大抵の人が抵抗を感じます 笑)
すると、ある意味、私たちは両親に対してセックスを禁止しているんです。そんな禁止をもったまま結婚するとセックスできなくなったりします。結婚して夫婦関係を持ったら、親と同じ立場になるからです。すると、親に禁止しているように、自分にもセックスを禁止する。だから、結婚前はOKだけど、結婚後はダメになっちゃうわけです。
特に罪悪感が強い人は、「自分は汚れている」という感覚も強いんです。すると、男性の場合、セックスという行為が、最愛の彼女を傷つけたり、毒するような感覚になる人もいます。すると、気が引けてできません。こういった心理的な葛藤がEDや早漏という症状を作ったりします。
女性の場合は、「そんな汚れた私を見られたくない、見せたくない」というところから、パートナーの前で服を脱げない、裸を見せられない、セックスを拒絶する人、「セックスの最中に感じて、乱れてしまう、そんな女にはなってはいけない」という禁止から不感症になる人もいます。
罪悪感があると、セックスをしても単なる行為だけで、愛情がまったく感じられないとか、服を着たまま、最小限の箇所だけ脱いでセックスをするとか、こういったことも起こってしまいます。
大いなる誤解なのですが、多くの人にとってセックスは自己嫌悪の一つのシンボルになっています。ですが、セックスだけではなくて、自分の感情的なものを嫌っている、嫌悪していると、男女関係で親密感を持つのが怖くなります。また、女性の場合、自己嫌悪が強いと、拒食症や過食症などの、摂食障害になりやすいんです。
「千と千尋の神隠し」という映画の冒頭でも、異世界に迷い込んだ千尋の両親が神様の食べ物を食べて、豚になってしまうんです。ここでも「食べる」という行為と「豚」という醜さのシンボルが登場しますよね。これも比喩です。欲望や欲求を求めると悪いことが起こるという、私たちの深層心理を表しています。
私たちが嫌悪感を感じるのは、生々しい、生理的な現象です。汗、体臭、セックス、摂食、排泄、こういったものは、自己嫌悪と密接につながっています。だから、自己嫌悪が強いと、その一つの摂食に関して障害が起こるんです。
こういったある種、生々しいものを恐れていると、セックスだけではなくて、人とかかわるのが怖い、男女関係が親密のなるのが怖い、言いたいことが言えない、気持ちがばれるのが怖い。私の依存心や甘えは相手の負担になるんじゃないかといった、気持ちが出てきます。
こういうのは臭いにも出てきます。女性はにおいに敏感ですが、それは男性よりも自己嫌悪が強いからなんです。すると、潔癖症になったりします。無菌ちゃんと私は呼んでいますが、感情、体臭、汗、などの生々しいものはダメになってしまいます。すると、男女関係がうまくいかない。男女関係とはなまなましいものだからですね。感情のぶつけ合い。セックスもある。
でも、無菌ちゃんはキレイで、あっさり、すっきり、清潔感のある世界が好き。すると、そういった現実をみなくてもいい、アイドルにはまってしまったりします。醜い自分を補うための、美しい人が必要になるわけです。でも、自分の心の中の自己嫌悪を癒しておかないと、どれだけキレイで、純粋で、美しいパートナーが現れたとしても受け取ることができません。
前回ご紹介した、「美女と野獣」はこのコントラスト効果を演出した映画ですね。
セックスに関する問題は色々ありますが、すべては「親密感」への恐れなんです。セックスというのは、ある意味すべてをさらけ出して、愛し合うことです。
だから、セックスは親密感を感じる最高の手段の一つですし、私たちが持っている最大の誤解、「自己嫌悪」を癒す、最高の手段なんです。
愛するパートナーとの間で、セックスへの恐れ、嫌悪感や抵抗感がなくなっていくのは、自己嫌悪が癒され、あなた自身が更に磨かれていくプロセスでもあるのです。
では、今回のテーマ「岩男、プレイボーイタイプ」についてたくさんの質問をいただいているので、次回は皆様からの質問にお答えしますね。
みなさんにたくさんの幸せが訪れますように!
カウンセラー 北端 康良
■編集後記 「いい男がいない」症候群 気楽な独身症候群 |
| 先進国に共通するのは女性の「いい男がいない」女症候群と、「気楽でいい」結婚しない男症候群。先日、旅行に行って知り合ったシンガポールの女の子たちは、6人中5人が30代以上、独身女性で、それなりに学歴と収入がある人たちでした。とても活動的で、知的で、素晴らしい女性なんですが、彼女たちがいうのは、「いい男がいない」ということ。日本の女性と同じ事を言ってるよなんて思いながら聞いていたんですが・・・(笑)、これは、ある一定上、経済的に豊かになった国に共通する症状なんでしょうね。シンガポールの女性もそうだし、中国で経済発展が続いている地域でも、女性の晩婚化が進んでいるようですね。チャレンジ精神がある人は、中国で結婚ビジネスを手がけるといいかもしれませんね。 |
投稿者 yoshi : 2006年07月12日 16:20
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://1style.sakura.ne.jp/cgi/mt-tb.cgi/363
