2006年04月12日
男女関係のプロセス
今回のメルマガ |
こんにちは、北端です。前回のメルマガ「自分のこだわりよりも、パートナーを大切にしてあげられますか?」に感想を下さったみなさん、ありがとうございます。
男女関係や人間関係では、自分のこだわりを「手放す」ことがたくさん出てきます。たとえば、自立したライフスタイルを持っている人は、ある意味、「一人で生きる生き方」をしているわけです。でも、誰かと付き合うということは、それを手放して「二人で生きる生き方」を新しく二人で作り上げるということです。
その時には、過去にうまくいった成功体験を手放さないといけないんです。でも、うまくいってきたものだから、こだわりがあって、なかなか手放せない。惜しいんですね。もう一つは、変える正当な理由がない。うまくいってきたから当たり前なんですけどね。心理的には、変化に対する恐れなんです。
でも、手放すと新しいものが入ってきます。新しいものはドキドキ感となって男女関係にロマンスが戻ってくるんです。
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| ★男女関係のプロセス |
先日、講座に参加してくれた方が、「恋をつかむ女で紹介されていた参考の映画、全部見ましたよ。HPの”映画で学ぶ心理学”を読んでから映画を見ると、こんな見方もあるんだと、とても勉強になりました」と言ってくれました。
映画や小説っていいですよね。私はどちらかというと一点集中型の人間なので、本も映画も一気に見るほうなんですが、自分の価値観やフィーリングとは違う人の立場になってみると、自分にはない考え方や感じ方の心理パターンがわかってきます。すると、「あ、この登場人物、○○さんに似ているな」という感じで、人間関係の中で役に立つんです。
私たちがケンカになるとき、人間関係がギクシャクするときは、「相手のことが理解できない」と思うからです。理解できない裏側には、今、もっている考え方や感じ方の範囲内に相手がいないということです。相手の考え方や感じ方は、自分の範囲を超えているわけです。すると当然うまくいきません。ある意味、今、うまくいかない男女関係や人間関係は、あなたの心の幅を広げるチャンスが来ているよと教えてくれているんです。
映画や小説はそういった自分とは違う人の心理をストーリーを通して追えるので、とても勉強になりますね。
恋愛でも対人関係でも一番ケンカになる原因は「価値観の違い」です。離婚の理由のトップ3にも必ず入っています。たいていの方は「初めは同じだと思っていたのに、付き合い始めたら二人の違いが出てきて・・・」というお話をされますが、実際には初めから価値観は全然、違うんです。ただ、今まで気付かなかっただけで、それが表面化してきたということです。
国際結婚をした友人がいまして、二人が大喧嘩したとき、奥さんがこういったそうです。
「私たちが違うことくらい、結婚する前から分かっていたでしょう。私たちはそれを含めてお互いを理解し、愛し合うために結婚したのよ。違いを愛し合うことを私たちは約束したじゃないの」
彼は「オレは本当にいい奥さんをもらったよ」といっていました。
男女関係をよりよくする方法の一つは、お互いの違いを受け入れあうということです。
恋愛感情や親密感は「私とこの人は(考えや感じ方、趣味、話題が)同じだ」というところから産まれます。同じでいたいんですよね。その典型例はペアルックです。同じ服装をすることで二人のつながりや愛情を強めたり、確かめ合ったりしているわけです。
これは、小さい頃、両親や兄弟姉妹とのつながりが欲しくてまねるのと同じです。もし、あなたがお兄ちゃん、お姉ちゃんなら、妹や弟がいつも自分の後ろをついてきて、同じような遊びやファッションに興味を持ち、まねられるという体験を持っているかもしれません。それは、「好きな人とは一緒でいたい」「同じになりたい」という欲求からくるんです。
恋愛でも同じことが起こります。たとえば、
・パートナーの言うことに合わせて何でもYesという。
・パートナーが好きなものを自分も好きになる
・パートナーの考え方に染まる
などです。そうすることが良い悪いということではなく、こんなふうにしたくなるんです。
これは自分自身が確立されていないことからくる欲求だともいえます。特に、私たちが依存時代にいる時には、自信がないので、誰か自信のある人をまねる事(自己同一視)によって自信をつけようとするからです。そこで、つながりを持てた度合いだけ、安心感を持ち、ようやく自己の確立に踏み出せるようになります。
恋愛関係では、必ずといっていいほど、依存と自立の関係になりますが、自立側の人は安心させてあげること、依存側の人は、自信を持つこと、信頼することを学ぶことが、男女関係の第一ステージをクリアする秘訣です。でも、男女関係の醍醐味は、この第一ステージをクリアしたところから始まるんです。男女関係の流れを簡単に書くと、
| お互いの違いを活かして、二人で共有できるビジョンを持って、その実現を目指す | 相互依存 |
| ↑ 違いを理解しあう ↑ 違いを出したい |
自立 |
| ↑ 同じになりたい ↑ 受け入れて欲しい |
依存 |
男女関係はこんな段階を経ていきます。依存と自立の段階を経ないと、相互依存にはいけないので、男女関係ではパートナーの依存を満たしてあげること、自立することがとても大切です。
あなたは、今、どの段階にいるでしょうか? ちょっと振り返ってみて下さい。そして、今週は、あなたが欲しい男女関係のイメージを膨らませて、明確にしてみましょう。
人は、ゴールが明確になれば、自然にそのゴールを目指して歩みだします。そして、ゴールがあれば、今うまくいかないことも「努力してみよう!」と思えるんです。これは無意識の力学なんです。明確にするだけで、ゴールにたどり着くのが簡単になるって、とても簡単で、お徳でしょう。だから、ちょっと時間をとって、あなたが欲しい男女関係のゴールを思い描いてください。あなたのゴールが、今、何をしたらいいのか、教えてくれます。これは、1年後のあなたを大きく変える一つの秘訣です。
では、また来週。 みなさんにたくさんの幸せが訪れますように!
カウンセラー 北端 康良
■編集後記 称賛の経済学 |
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4月7日の日経新聞朝刊の一面に、日経連会長、トヨタの社長の奥田さんのインタビューが掲載されていました。内容はこれからの日本への提言だったのですが、その中で奥田さんは「これからの日本には成功者に嫉妬するのではなく、尊敬して学び自らも頑張るという称賛の経済に移行する必要がある」というようなことを言われていました。「称賛の経済」という言葉は初めて耳にしました。 |
投稿者 yoshi : 2006年04月12日 15:44
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