2006年04月05日
あんな魅力なんて、欲しくない!~嫉妬の対象に嫌悪感がある~
今回のメルマガ |
こんにちは、北端です。みなさんの周りでは、桜が咲き始めていますか? うちの近くでは徐々に咲き始めて、きれいな風景が広がりはじめましたが、あいにくの雨でとても残念です。それでもめげずに、金曜日の夜にオフィスの近くの公園でスタッフのみんなと花見をすることにしました。(笑) 桜といえば、知り合いの方がこんなことを言っていました。
「だれでも、うちの近くのあの桜もいいんだよ、と自慢するんだよ」
そうかもしれませんね。(^^)
さて、ここしばらく、「嫉妬の心理学」シリーズをお届けしていますが、嫉妬すると必ずといっていいほど「競争意識」が出ててきます。 特に、「私には手に入らない」と強く思うような嫉妬の対象がでてくると、この競争意識は強くなり、相手の持っている魅力をさらに遠ざけたくなります。そして、相手よりも優れている自分の長所をより強調しようとしすぎてしまいます。
たとえば、職場で、あなたが嫉妬している人がいたとしましょう。その人はすごく色気があり、遊びなれているような女性や男性(Aさん)だったとします。すると、絶対に自分はそんな要素を持ちたくないと思います。そして、たとえば、その正反対にある「真面目さ」「責任感」を強調してしまうんです。その結果、あなたの真面目さや責任感をみんな評価してくれるかもしれません。でも、職場の同僚や上司は、遊びなれていてノリもいい、Aさんと話しているほうが楽しそうに見える。
すると、更に腹が立つので、もっと真面目に責任感を持って頑張る。すると、必ずといっていいほど、あなたの心の中から余裕がなくなり、遊び心もなくなります。その結果、楽しい時間を過ごしたいと思ったら、みんなあなたではなく、Aさんの方に行ってしまうです。
これは、私たちは「自分はああはなれない」と諦めた結果、「ごめんね、みんな。私には真面目さと責任感しか取りあえがないから、これで我慢して。それだけは誰にも負けないくらい頑張るから」と犠牲しているからなんです。
すると、Aさんに腹が立つ。そのうち、同僚にも上司にも腹が立つ。職場でいつもイライラしてしまう。そんな人の中には「無駄話しないで真面目に仕事をしろ!」なんてきつく言ってしまう人もいます。そんなことになると、もっと自分の周りから人がいなくなってしまいます。そして、自分は燃え尽きるような感覚になってしまうんです。
嫉妬はコンプレックスからやってきますが、コンプレックスを持っていると、それを穴埋めするために得意なこと(長所)をやりすぎるんです。
言葉で愛情表現ができない男性が、お金や物で愛情を与えようとするのと同じです。貰っているほうは、「もう物は十分で、私が欲しいのは言葉なのに・・・」なんて思ったりしますが、こういう男性は、感情表現に苦手意識を持っているので、物で済ませたいと思うんです。
そんな男性が、女性が喜ぶ歯が浮くようなセリフをスラスラいえる男性を見ると「女たらしな奴!」なんて思うかもしれません。でも、そう思っている以上、彼女が欲しいと思っている愛をあげることが出来なくなってしまうんです。
ポイントは、「自分のこだわりよりも、パートナーを大切にしてあげられますか?」ということです。
「言葉で愛情表現するなんて恥ずかしい」というこだわりや恥ずかしさよりも、パートナーがあなたから聞きたいと思っている気持ち。「女の子っぽいかわいい服装なんて、自分には合わない」というこだわりや恥ずかしさよりも、パートナーがそんなファッションをしたあなたを見たいと思っている気持ちを大切にして上げられるでしょうか?
嫉妬というのは、私たちの限界を押し広げようとするサインなんです。
では、お待たせしました。今回は、読者の皆様からの質問コーナーです。(^^)
| ★あんな魅力なんて、欲しくない!~嫉妬の対象に嫌悪感がある~ |
はじめまして。瑠璃と申します。
毎回メルマガが届くのを楽しみにしております。
そして、その度に新たに気付かされることが多々あります。 自分のことについてもっと具体的に言うと、 『あからさまな色仕掛け』とか『不倫・浮気』とかに対して 拒絶反応というか、けして自分はしたくないと思うんですね。 そういう人たちを否定するわけではなく、ただ、自分には無理だって思うんです。 今までの少ない経験の中からではあるけれど、 それでは自分の本当に望むものは手に入らないと解ったから。 それなのに、そうやって手に入れたもので 楽しそうにしている人たちに対して嫉妬してしまうんです。 たぶん、「自分は正しいことをしているのに!」みたいな僻みがあるんです。 自分でそれを選んでそうしてるはずなのに、 まるで我慢をさせられてるみたいな気分になってしまう・・・。そういう気持ちになるときっていうのは、心が弱くなったり淋しくなったりした時。なかなか結果として顕れないことに、心が疲れてしまうんです。 今、まさにそんな心境です。 こういう嫉妬心というのも、同じものなのでしょうか? 見習いたいとも思えないのに感じてしまうこの思い、 いったいどのように捉えたらよいのでしょうか?お忙しいことと思いますが、何かしらのヒントだけでもいただけたらとても嬉しいで す。 それでは、これからもメルマガ楽しみにしています。 |
メール有難うございました! 瑠璃さんだけではなくて、ほとんどの人が嫉妬の対象を自分に吸収したいとは思えないものです。それは、コンプレックスと競争意識を刺激されるからです。瑠璃さんのすばらしいところは、「私は正しいことをしているのに・・・」という思いに気付いていることですね。
結論から言えば、瑠璃さんの場合も嫉妬です。たとえば、「色仕掛け」という言葉は、ある物事をネガティブに見た側面です。私たちが嫌うものは、全部そんなふうにネガティブに思いますが、実は、物事には二面性があるんですよ。
これをポジティブに捉えれば、甘え上手、セクシー、色気がある。弱さを表現できる。男性の助けたい心をくすぐれる。色々なポジティブな見方もできます。他にも
| ネガティブ | ポジティブ |
| 色仕掛け 女の弱さを使う 悲劇のヒロイン 冷たい 干渉・束縛 ブランド物と宝石で着飾っている 遊び人っぽい |
セクシー 甘え上手 男性の助けたい心をくすぐるのが上手 クールでかっこいい 面倒見がいい ゴージャス 経験豊富で面白い |
こんな見方もできるかもしれません。でも、ネガティブな要素を嫌っていると、ポジティブな要素も使えなくなってしまうんです。
すると、色仕掛けを嫌っているがために、「いつもしっかり、責任感があって、コンサーバティブもしくは中性的、弱さをみせず、男性の助けを必要としていないような女性」そんなふうに思われてしまうかもしれません。
「魅力」というのは使い方次第なんです。
私たちは、嫉妬をしたり、絶望感を感じるとよく、こんなふうに思います。
「楽しい、幸せな恋愛はしたいけど、色仕掛けで男性に気に入られるなんてしたくない」
「でも、今の正しい自分では、それが手に入りそうにない」
ここが一番の葛藤です。これは、
「お金は欲しいけど、株とかファンドとか、マネーゲームでお金なんか得たくない。お金って言うのは、汗水たらして稼ぐものだ」
「でも、サラリーマンをしてたって、お給料が一気に増えるわけじゃないし・・・」
こういう感覚に似ています。これは、私たちのマインドが分離していることからくる問題なんです。すると、
「楽しい恋愛をしたかったら、色仕掛けを使わないと・・・」
でも、それって本当でしょうか? そんなことはありません。これは、私たちが持っている「正しさ」という観念からくる葛藤なんです。
正しい人生は、誰からも文句を言われないかもしれませんが、一つだけ問題があるんです。楽しいとか、幸せだとかを感じにくいという点です。そして、「正しさ」の裏側には「痛み」があります。
正しい人には、その正しさを選択せざるをえなかった過去の痛みがある場合が多いんです。楽しみや幸せよりも、正しさを選ばざるを得なかった体験です。もしかしたら、瑠璃さんにも、そういう体験があって、その痛みが幸せな恋愛を遠ざけているのかもしれません。
「色気を嫌っている」「色気が手に入らない」と思ったルーツを探ってみてください。もしかしたら、色気のある女っぽいお母さんを嫌ったことがあったのかもしれませんし、過去に色仕掛けの女友達を嫌ったのかもしれません。または、両親から思春期に
「お化粧に興味もつんじゃありません。まだまだ子供なのに!」
「色気づいてきやがって。おませになって」
なんていわれたのかもしれません。すると、女っぽくなることが、いけないことのように感じます。
色仕掛けをする必要もないし、不倫や浮気をする必要もありません。でも、心の葛藤のために、せっかく自分ももっている色気や美しさを使えないのは、とてももったいないです。
瑠璃さんが「それでは本当に望むものが手に入らない」と気付いたことはとても、大きなことですよ。でも正確には「それだけでは」かもしれません。恋のスパイスの一つとして、色気や二人だけの秘密を使うことはできます。
そして、最後に、あなたの選択基準の中に「正しさ」以外に、「楽しいかどうか?」「嬉しいかどうか?」「面白いかどうか?」「幸せかどうか?」という基準を入れてみてください。
この基準を毎日の生活に取り入れていけば、きっと人生が変ると思います。
では、また来週。 みなさんにたくさんの幸せが訪れますように!
カウンセラー 北端 康良
■編集後記 子供が恋人を連れてきた時 |
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先日、友人と話をしていると、子供が初めて彼氏や彼女を家に連れてきた時、どんな気持ちだったかという話になりました。友達いわく |
投稿者 yoshi : 2006年04月05日 15:41
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