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2006年03月23日

家族関係からくる嫉妬の罠

今回のメルマガ
★家族関係からくる嫉妬の罠
★編集後記 人生のピンチはチャンス

 

こんにちは、北端です。「編集後記」にお返事くださったみなさま、ありがとうございます。先週はみなさまからのメールで幸せ気分、100倍になりました。(笑)

感想を下さった方の中には「いつも、編集後記を楽しみにしています」とメールを下さった方もいて、「よ、読んでもらっていたんだ」とすごく嬉しくなりました。(^^)

また、今回戴いたご意見の中に、「編集後記があったことを知らなかった」と教えてくれた方もいました。本当にありがとうございます。私はいつも同じ内容だとわかっていても、メルマガは最後のフッターまで見る性格なので(笑)、気付いてもらっていないなんて思っていませんでした。こういう思い込みって一杯ありますよね。反省しました。

今回から少し掲載の順番を変えました。よろしくお願いします。

さて、嫉妬シリーズは反響が多くて、たくさんの感想を戴きましたので、先週号への質問のお返事を書きたいのですが、グッと我慢して、先週、書けなかった嫉妬のルーツの親子関係についてお話をします。

みなさまからの質問には来週のメルマガでお答えしますので、もうしばらくお待ち下さい。
  ⇒ バックナンバーはこちら

 

 

★ 家族関係からくる嫉妬の罠

 

嫉妬の罠はすべて三角関係からやってきます。一番分かりやすいのが、二股など、付き合っているパートナー以外の異性との三角関係ですが、それ以外にも、仕事、趣味、実家、友人などが三角関係のキーファクターになることもあります。

  私------パートナー
   │
   │
   │
   │
  異性、仕事、趣味、実家、友人、ネットなど

この三角関係の基本は、「恋をつかむ女 恋を落とす女」にも書いたのでこちらも読んで欲しいんですが、私たちと両親との関係なんです。

たとえば、私たちが子ども時代にもつ一番基本的で、強力な欲求は

・お父さんから一番に愛されたい
・お母さんから一番に愛されたい
・両親から一番に愛されたい

という3つです。この中の「一番に」というのが「特別意識」という嫉妬の感情の元を生み出すんです。たとえば、親子関係の基本は

 

父親 ──┬── 母親
      │
      │
      │
     子供
  

こういう形ですよね。そして、子供は、父親からも母親からも一番に愛されたいわけです。すると、たとえば、この子が女の子で、父親を独占したいと思ったら、母親が邪魔になります。「母親がいなければ、父親の愛を私が独占できるのに!」と思うからです。

これは、恋愛で「もし、仕事が忙しくなかったら、彼はもっと私といてくれるのに」「彼女は弟のことばかり心配して・・・」という感覚と同じなんです。

親との間だけではなく、兄弟間でもこういった嫉妬の感情は出てきます。たとえば、こういう4人家族がいたとしましょう。

 

 父親 ──┬── 母親
      │
   ┌──┴──┐
   │      │
   弟     私
  (妹)
  

すると、「両親は弟ばかり可愛がる」「男だからという理由で弟は得をしている」「妹はかわいいというだけで得をしている」という嫉妬を感じます。

こんなふうに、思っていると、あなたが嫉妬を感じた異性の親や兄弟姉妹とは、当然、同じような人間にはなりたくないので、彼らとは逆方向の性格になっていくんです。

たとえば、(例A)ただいるだけで「かわいい、かわいい」といって愛されてきた、弟や妹に嫉妬を感じていると、「可愛がられる」というキュートな側面を否定しますから、自立的になりすぎたり、甘えベタになります。

この季節になると、こういう感覚をもってきた女性はほんとに腹が立つことが増えるんです。なぜかというと、新入の女子社員が会社にたくさん入ってくるからです。

「あの、コピーの取り方がわかんないんですけど~」

なんて、甘えている女子社員がいるとそういう場面を見ているだけでムシズが走ったりします。(笑) さらに、そんな女子社員に

「じゃあ、僕が教えてあげるよ。こうしたらいいんだよ」

「すっごーい。なんでもできるんですね!」

なんていわれて、デレデレしている男性社員や上司を見ると、「バカじゃないか!」なんて思ったりします。

これは、過去に嫌った弟や妹の部分を新入社員に投影してしまうので、まった同じような感覚、嫉妬や反発を覚えるからです。

他にも、(例B)色気のある母親を嫌っていたとしたら、あなたは大人になって「女」を感じさせないように中性的な女性になるかもしれません。

(例C)厳格で社会的な地位を持っている父親に反発してきたとしたら、あなたは自由奔放な、アウトロー的な生き方で男性としての魅力を作り上げようとしているかもしれません。

嫉妬の感情は「対立」を生みます。すると、あなたが嫉妬を感じている人の良いところを真似できなくなるんです。その結果、損をするのは自分自身なんです。

一番、多い問題は、あなたが嫌っている要素をパートナーが欲しくなることです。

例Bで考えると、あなたが付き合っているパートナーが「もうちょっと、彼女に色っぽくなってほしいな。ファッションやメイクを少し変えればすごくセクシーになるのに」と思っていても、あなたは母親のようになりたくないので、そんなことを求める彼自身に腹が立つかもしれません。

例Cで考えると、自由人のあなたに憧れて、そんなあなたを好きになってくれた彼女と付き合ったとします。でも、結婚を考えた時に、彼女は「もう少し、安定して欲しいな」と思ったりします。すると、「安定」や「社会的な地位」を与えられないあなたは、結婚を躊躇したり、コンプレックスを感じたり、そのことでケンカになってしまうかもしれません。

こんなふうに、家族関係での痛みが癒されていないと、恋愛関係に持ち込んでしまいます。ある意味、家族関係のツケをパートナーに払わせているんです。そんなことは、できるならしたくありませんよね。

もし、あなたが家族関係で、葛藤を持っているなら、よい恋愛関係や職場環境を持てるように、癒していってください。家族と和解し、良い関係を持つことが、恋のギフトをもたらしてくれます。

嫉妬のテーマは本当に色々と感想を戴いていますので、来週は、みなさまからの疑問に答える「嫉妬の心理学 Q&A」をお送りします。

では、また来週! 

カウンセラー 北端 康良

 

 

■編集後記 人生のピンチはチャンス

昨日、ディスカバリーチャンネルで放送されていた「シンガポールの歴史」を見ていました。シンガポールの歴史については、詳しく知らなかったのですが、シンガポールを東南アジアでの経済ナンバーワンに導いたのは前首相リー・カンユー氏。

戦後、英国の植民地支配からなんとか脱却しようと考えたリー・カンユーはマレーシアと統合することで、植民地から脱出する作戦を練りました。

戦後、マレーシアは一足先に英国から独立したのですが、シンガポールだけは英国の支配下にとどまったのです。これは日本本土と沖縄の関係に似ていますね。

そして、なんとか、マレーシアの一州として統合されたのですが、人種間の対立が起こり、マレーシアから追い出されることになったのです。マレーシア、シンガポールの主要な人種は、マレー系、中国系、インド系です。マレーシア自体はマレー系が多いのですが、シンガポールは中国系の人が多いんです。すると、統合によって、マレーシア国内における、力関係が変ってしまうんです。

統合することによるシンガポールの自立を目標に頑張ってきたリー・カンユー氏は目の前が真っ暗になりました。「これから、国をどう導いていったらいいのか・・・」途方にくれたのです。マレーシアから切り離されるという記者会見を開いたリー氏は感情がこみ上げて一時、会見を中止しなければならないくらい、悲嘆にくれたのです。

昨日の番組は、ここで終わったのですが、シンガポールは現在、マレーシアよりも経済的に発展しています。当時、最悪の危機だったことが、その後の経済発展へのチャンスとなったのでしょうね。

これは国や企業に限らず、個人にも当てはまる人生の流れの法則です。

「以前付き合っていた人にに振られたから、今のパートナーに出会って幸せな結婚生活ができている」

「リストラに合ったから、今、独立してうまく行っている」

こういった話はたくさんあります。もし、人生最悪の出来事が、実は最良の出来事だとしたら・・・。 どんな良い出来事があなたを待っているのでしょうか?

投稿者 yoshi : 2006年03月23日 15:33

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