2006年01月18日
罪悪感があると犠牲して役割ができる
今回のメルマガ |
こんにちは、北端です。最近は「気になる男性(女性)といざ面と向かうと、緊張して頭の中が真っ白になってしまって何も話せなくなるんです・・・」というご相談をよく戴きます。
こういうタイプの方とお話をしていると、よくあるのが小さいころに異性の親との心の距離感があったり、同性の兄弟姉妹ばかりだったり、男子校や女子校に通っていた方が多いんです。
異性とかかわる体験が少ないために慣れていないので、自意識過剰になって、緊張したり、恥ずかしくなったりしてしまいます。
ある意味、自分が「男だ」とか「女だ」と意識するのが恥ずかしかったりするわけです。だから、気になる異性が目の前にいると「男と女」になって緊張して、逆にぜんぜん意識しない人の前では「人と人」でいられるので、平気なんです。
こういう悩みを持っている方は、気になる人以外で、職場や友人の異性の人たちを「異性」と意識して、彼らの魅力を見つけて見てください。変な話に聞こえるかもしれませんが、そうすれば、「自分は男(女)なんだ」という感覚にだんだんと慣れてきますよ。(^^)
では、お待たせしました。今週のメルマガを始めましょう!
★別居したいと言われたんです・・・罪悪感があると犠牲して役割ができる 前回のあらすじ:「夫から別居したい・・・」と切り出された32歳、B子はなぜ、夫がそう言い出しのか、まったくわからずに、カウンセリングに来ました。カウンセリングを受けている間に、両親との関係で、我慢して、我慢していい子になろうとしてきた記憶が思い出されたのです。⇒⇒⇒ バックナンバーはこちら |
「これは、子ども時代の”私が良い子でなかったからお母さんが責められていたんだ”という誤解から、罪悪感が生じたために起こった問題です」
「でも、あなたもご存知の通り、あなたが悪かったから、お父さんはお母さんを責めていたのではありませんよ」
「あなたのお父さんは、自分を責めていたんです。そんなふうに思ったことはないかもしれませんが、お父さんは自分のことを”父親失格”と思っていたようですね」
「だから、子どもたちが自分の思い通りにならなかったときに、まるで”自分のせいだ”と言われていような気分になって自己攻撃していたんだと思います」
「でも、自分を責めたい人なんていませんからね。人は自分を責めることに疲れると、自分以外の誰かを責めるんです。それがお母さんだったわけです。お父さんにとって一番、責任転嫁をしやすいパートナーですね」
「そして、そんな二人を見てあなたは感じていたわけです。”私さえ、良い子になればお父さんも機嫌が悪くならないし、お母さんも責められないんじゃないか?” ”私さえ、我慢すれば、それで問題はなくなるんじゃないか?”」
「私たちは子ども時代に、よく、こんなふうに思います」
「たとえば、親が病気だったり、何かで困っていたり、夫婦喧嘩をしていたり、離婚をした場合など、子どもはよく”こんな問題が起こったのは自分のせいだ。自分がいなかったらそんなふうにならなかったかも・・・”と自分を責めます」
「子どもにすごく怒ったら、小さい間は”ごめんなさい、ごめんなさい”と子どもは謝り続けますよね」
「子ども時代は、こんなふうに家族や両親の問題を自分のせいだと誤解して、罪悪感を感じてしまう時期があります。そして、自分を捨てて、犠牲をするんですよ」
「あなたの場合はお母さんがお父さんから責められないように我慢して犠牲して”良い子”という役割を担うわけです。そして、家族の中だけではなく、誰からも後ろ指をさされないくらい、良い生徒や良い彼女や妻、良い社員になったのかもしれません」
「そうですね。その通りです」
「幼少期にこういった心理パターンを身につけた子どもは、大人になっても、”私が気を使って我慢して上司のイライラが収まるんだったら何も言わずに黙っておこう”そんなふうに思ったりします。上司に父親を投影するからです」
「逆に、そんな両親を見て、”怒りっぽいお父さんなんて大嫌い!”とか”なんでお母さんも言い返さないんだ!”と思って育ったような子どもの中には、会社の中でイライラしている上司を見て、上司に苦言を平気で言えたり、上司に責められている先輩や同僚を見て、彼らの情けなさにイライラしたりする人もいます」
「あなたの場合は良い人になったわけですが、”良い人”には一つだけ問題があるんです。それは、人生が楽しくないという問題です。やるべきことはやっている。義務と役割は果たしている。でも、楽しくない。やっても、”ようやく、これで誰にも責められなくて済む””嫌な気持ちにならなくて済む”」
「罪悪感があると、こういった罰を与えられなくてもいいという感じで、一瞬はほっとするかもしれませんが、時間が経つと、不安や恐れがまたやってくるんです」
「そうです。なぜか、いつも不安なんです。夫との関係でも、付き合っているときから”本当に私でいいのかな?””これでいいのかな?”って不安だったんです。会社でもそうです。いつも、これで大丈夫かなって不安なんです」
「ええ。それは、あなたにとっての”ミス”は私が責められるのではなく、私の代わりに誰かが責められるという恐れにつながっているからです」
「だから、失敗できないというプレッシャーがあるんです。すると、どうなると思いますか? リラックスして過ごせると思いますか?」
「過ごせませんよね」
「そうなんです。いつも、何か抜けていないか?見落としていないか?不安になってしまいます。気持ちと思考がいつも忙しくなってしまいます」
「そして、こういう体験をした人は、ミスがないように、気が抜けなくなってしまうんですよ」
「そうなると、たいていの場合、あなたのパートナーは、あなたに任せっきりになる怠け者になるか、あなたと同じように気が抜けない人になってしまうのです」
つづく
カウンセラー 北端 康良
| ■編集後記 素敵なメール |
| 去年、知り合った「恋愛マニア」で有名な藤沢あゆみさんから、こんな素敵なメールを戴きました。
人は過去を現在に投影しながら生きるので、自分でも「果たして今を生きるってどれくらいできるんだろう?」なんて、自分でも思うことがあります。それでも、彼女が言うように、目の前の人を、その瞬間に大切にできれば、その積み重ねが人生を変えていくでしょうね。 |
投稿者 yoshi : 2006年01月18日 15:10
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