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2005年11月08日

無意識が恋の事件を起こす!?

こんにちは、カウンセラーの北端です。

前回のメルマガにたくさんの感想を頂き、ありがとうございます。とても興味深く目メールを読ませていただきました。

「そうそう、私、愛されるのが怖いんです」

そんなメールを頂きました。私たちは、「素敵なパートナーや愛が欲しい、愛されたい」と思いながらも、恐れて拒絶してしまっている部分があるんです。

「もし、100%心から望むことができれば、夢は叶う」、よくそんなふうに言われますが、本当にそうで、心の中で不安や恐れ、疑いがある度合いだけ、望んでいるのに手に入るものは80%とか、60%とか、30%とか、減って行っちゃうんですよね。

まずは、「そうか、私には愛される恐れがあるんだ」と気づくことです。それに気づけば、パートナーとの親密感が高まってきたときに感じる、不安や恐れ、怒り、抵抗がパートナーのせいではなく、自分の感情の問題なんだと気づくことが出来ます。そうすれば、

「これは、私の問題なんだけど、あなたとどんどん、親密になると不安になってしまう」

「幸せになればなるほど、いつまで続くんだろう?って怖くなったりする」

と感情を誠実にコミュニケーションすることができます。パートナーがあなたとの関係に疲れていなければ、大抵の場合、

「そんなことないよ。大丈夫だよ」

という返事が返ってきます。(パートナーがうんざりするほどやりすぎちゃだめですよ ^^)

この種のコミュニケーションで、あなたとパートナーの関係はずいぶんよくなります。

こういうのは「アイ・メッセージ」というのですが、「私が○○○○なの」という伝え方です。うまく行かない場合は「あなたが×××したせいで、私が○○○○な気持ちになったんだ!君のせいだ!」と問題をパートナーに押し付けていることが多いんです。

そうではなく、「(あなたのせいじゃないんだけど) 私は今、こんなふうに感じている」と話すことができれば、あなたのネガティブな感情の責任をパートナーのせいにしているわけではないので、相手は比較的受け入れやすくなります。

特に自立的なパートナーと付き合っている方は、この点に配慮してあげてくださいね。自立的な人は、「解決志向+自分が正しい」という要素が強いからです。

では、前回の続きから始めましょう! ⇒今回から購読された方はバックナンバーもご覧下さい!(^^)

前回は、誰かを愛したり、何かを好きになることが怖い、なかなか好きになれない、人に近づけない、そういう場合は、過去に愛情や親密感に関して、とても傷ついた過去の体験があることを教えてくれていると書きました。

こういった体験や傷は潜在意識や無意識に埋もれていて、覚えていないものもありますが、今の恋愛パターンに影響を及ぼしているんです。そして、埋もれてしまった心理パターンが、恋の事件を起こすんです。

「愛することへの恐れ」という罠にはまり続けている場合は、こういった過去の傷が癒えずに残っていることを示してくれています。「心の傷」や「意識」とは不思議なもので、本人がその傷に気づき、癒そうと思うように、必要な状況や出来事を起こします。

たとえば、

「誰も好きにならない!」

「男が優しいのは初めだけ。本当にいい男なんていない!」

「本当の自分を見てくれる人なんて誰もいない、女はオレがもっている金だけが目的なんだ!」

そんな思い込みをもっていると、異性に対して、疑い深く、批判的になります。本人は気づいていないこともありますが、疑い深く、批判的な人は、人から怖がられたり、敬遠されたりします。そして、ますます、「いい出会いがない・・・」という罠に落ちていくのです。

こういう恋愛パターンは、自立した男性・女性によく見られるケースです。

異性の親との関係や、過去の恋愛体験で、とても大きな心の傷があると、恋愛で二度と傷つかないように、「恋愛の主導権はつねに自分が持つ!」そんな宣言をしているような人もいます。

そんな人の中には、ケンカになると、「自分が正しい」ことを証明し、説得するために、パートナーを罵倒し、徹底的にパートナーを責めて、恋愛関係が終わる、そんな事件を起こしてしまう人もいます。自分が何をしたのか気づいた気に「なんで、あそこまでいっちゃったんだろう・・・」そう、後悔する人もいます。

過去の体験の中に、自分自身が誰かの言いなりにされ、犠牲と我慢をし、負けてきたという嫌な体験が心の中に残っているからです。そして、二度とそんな惨めな体験をしなくてもいいように、自分を守る一つの手段として、「口が立つ」「相手を責める」「自分の正しさを証明するため説得力、論理力」を身につけるのです。

こういったものは、過去の痛みを避けるための方法で、たしかに私たちを守ってもくれますが、逆に、一番愛する誰かを傷つけることにもなる、両刃の剣なのです。

一見、こういったものは、問題しか起こさない面倒なものに見えますが、潜在意識や無意識に抑圧されている、心の傷や心理パターンが癒して欲しいので、あなたに気づいてもらうために、事件を起こすわけです。

怪我や病気と同じですね。無理な生活をしていると必ず怪我や病気になります。これは体からの「今のままの生活するタイルはよくないよ」というメッセージです。でも、それを無視していると、怪我をしたり、病気になります。そして「痛み」というメッセージをくれるんです。

だから、気づきます。それでも気づかなかったり、「まだ大丈夫」なんて思っていると、どんどん、ひどくなってしまいます。

同じことが、心でも起きます。はじめは、ちょっとの痛みを伴うようなもの。でも、気づかなければ、あなたが気づくまで、問題はどんどん、どんどん大きく、深刻になります。

それは、気づいて癒して欲しいからです。恋愛カウンセリングをしていると、こんな悩みを聞くこともあります。

「こんなにしてあげているのに!」

「こんなに真剣にかかわってあげているのに、あの人は全然してくれない!」

こういう悩みを持つ人は、どこかでパートナーを甘やかし過ぎているのです。そして潜在意識や無意識では「○○○をしてあげているから、代わりに△△△を頂戴ね」というコミュニケーションをしているのです。交換条件になっているんです。だから、パートナーが欲しいものをくれなかったときに、傷ついたり、腹が立ってしまうんです。

これをすればするほど、疲れます。どんどん、疲れて燃え尽きてしまいます。人生で嫌な疲れを感じるときは、あなたの今の幸せにあっていないやり方をしているからです。

「そろそろ、違うやり方があなたには必要なんですよ」

そのことに気づかせるための、人生のサインなんです。

たとえば、ある人が過去にすごく傷ついて「もう誰も愛さない!」と決めたとします。すると、その人は、人に対して冷たくなったり、表面的には優しくても深入りさせなかったり、人のことは助けるのに、自分のことを助けさせなかったり、人に頼らなかったりします。愛されたいけど、傷つくのが怖いからです。

すると、そんな人を見ている、周りの人たちは、「あの人は友達を必要としていないのかな?」、「あの人はパートナーを必要としていないのかな?」と感じてしまいます。

付き合っているパートナーがいたら、「彼(彼女)は私を必要としていないんだろうか?」と、不安や疑問を感じさせてしまいます。

この感覚は、まさに失恋して、振られたとき、感じることんなんです。

「もう、私はパートナーから必要とされていない・・・・」

その痛みが残っていると、人は無意識的に自分の痛みを理解してもらおうとして、相手に同じ感情、「あなたは必要とされていない・・・」を感じさせる状況を作ったり、振る舞いをするのです。

誰だって、「私は必要とされていない・・・」なんて感じたくありませんから、そう感じさせられるような状況や人から逃げていきます。その結果、「自分の周りから人がいなくなってしまう・・・」、そんな罠の悪循環にはまっている人もいます。

こんなふうに、潜在意識や無意識に抑圧されている無意識は恋の事件を起こします。でも、こういった罠は、私たちがもっている「今はうまくいかない観念(思い込み)」、「まだ癒えていない心の傷」の存在に気づかせ、自分を癒すチャンスを教えてくれているのです。そして、傷が癒えた時には、恋のギフトが待っていてくれるのです。

次回は「パートナーを深く理解するための魔法の質問」をお送りします。

では、また来週! (^^) 

 


■編集後記 永遠の旅行者




「永遠の旅行者」という本を読みました。著者の橘怜さんは、金融小説、経済や税金についての著書を多数出されている方です。以前、たまたまデビュー作の「マネーロンダリング」という本を手にとって読んだら、はまってしまい、先日、本屋さんで、新作の「永遠の旅行者」を見つけ、すぐに買いました。

この本は主人公の元弁護士がある人物から「税金を一切払わず、20億の遺産を孫娘に相続したい」という無茶な相談を持ちかけることから話が始まります。




橘さんの小説はお金と税金にまつわる話が中心ですが、それ以外にも、登場人物の背景と人間関係がとてもよく描かれている素晴らしい本です。物語の設定上、お金持ちや収入のよい人が登場しますが、彼らの光と闇の部分が浮き彫りにされています。「幸せな成功者になりたい!」と思われる方は、一度、読んでみてください。

この小説には「天使」が登場します。金融小説で天使が登場するなんて、面白いですが、この天使というのは、11月に出版予定の新作の著書に書いた16タイプの女性の内の一つ、「傷ついた天使」タイプのことです。




もともと、「傷ついた天使」という言葉は、5年ほど前に、私の先輩カウンセラーから教えていただいた言葉です。カウンセリングをしているとそういうタイプの男性・女性に出会います。

小説には、定年退職した教師が登場して「そういうタイプの子どもがいる」「彼らは自らの命を投げ打ってでも、誰かを救おうとする」というふうに言っています。

この小説では、傷つた心とお金と成功、その裏側にある闇、幸せ、戦争、アメリカの人種と貧困の問題が書かれています。

カウンセリングをしていると「幸せ=お金」と考え、成功したのはいいけれど、その闇の部分を知らないために、罠にはまっている人が大勢います。お金の話だけではなく、人生の意味や幸せについてヒントをくれる作品です。ぜひ、読んでみてください。


追伸 「マネーロンダリング」もそうですが、人の心の荒廃と闇を書いているので、読むと心のダークサイドが浮き彫りにされます。「永遠の旅行者」を読んで寝た夜は、小説の世界が夢に出てきて、うなされるような夢を見ました。(^^;) それでも何度も読み返したくなるような小説です。あ、ちなみに、ホラー映画は「フランケンシュタイン」でも怖くて見れない怖がりなので、その手のものが苦手な方も大丈夫だと思いますよ。(^^)

投稿者 yoshi : 2005年11月08日 21:00

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