2005年06月14日
パターンを読み何が起こるか予測する!~日本の現状から読み解く中国の未来~
先日、新聞を読んでいると中国の経済格差の記事が掲載されていました。よく言われていることですが、上海、深セン、大連等、経済が発達した地域と、内陸部の経済格差、及び、それによる国民の暴動が取りざたされています。
今回の記事は、上海などの急激に発達している地域では新興の富裕層やエリートが出現し、そのため、ヨーロッパやアメリカのブランド物が売れているという話が掲載されていましたが、その隣で、仕事のストレスから精神科にかかるエリートが2000年以降とても増えていると書かれていました。
日本では、バブル崩壊後、カウンセリングの需要が眼に見えて増えてきたのが2000年頃。自殺者の数が3万人を突破し、増えてきたのは90年代後半からです。
そうやって考えると、中国は発展といういい面も、ストレスなどのさまざまな問題も、日本以上のスピードで進んでいます。
都市部では中国の少子政策のために、高齢者の人口が若年層を上回り、これも将来、世界的な問題になるでしょう。
よく、「アメリカに行けば、20年後の日本が見えるよ」なんて言われますが、中国に行けば、何年か前の日本の姿が見えるのでしょうね。
歴史は繰り返すといいますが、そのサイクルの波を、中国の成長を見ながら日本と比べて検証することが出来ます。そうすれば、中国の未来に、いつどんなことが起こり得るのかをある程度は予測できるかもしれません。
たとえば、今日本には500万人のフリーターがいるといわれています。彼らは親の働く姿を見て、そこに幸せや楽しみがないと思い、定職につかなかった世代です。そして彼らの親の世代は団塊の世代。物質的な豊かさを追い求めれば幸せになれると信じていた世代です。
中国の都市部は今、物質的な豊かさを求めている段階で、これは日本でいうと団塊の世代にあたるのでしょうね。そう見ると、自由を求めて学生運動をしていた団塊の世代と、民主化を求め天安門事件を経験した世代はかぶるかもしれません。このあたりは依存(物質的な貧しさ)から自立(物質的な豊かさ)を目指す心理プロセスですね。次の段階が依存(精神的な貧しさ)から自立(精神的な豊かさ)を目指す心理プロセスです。中国は政党が一党なので国民の言論を統制するためにコントロールしたいと思っているかもしれませんが、いずれ難しくなるでしょう。
話を戻すと、今中国で豊かになった世代の子供たちは、生まれたときにはすでに「豊かな家庭・生活」が当たり前になるので、今から15年から20年たった、2020年、2025年あたり、この子達が大人になる頃に、フリーターや無気力な学生達が増えるかもしれません。
一方で、今の日本の元気な若者たちのように、組織に属さないSOHOや元気な小さな会社を起こす若者が増えて、成功と幸せを手にするというような2つの流れができるかもしれませんね。
実際は、中国の成長スピードが日本より速いので、もう少し早めにそういう時代が到来する可能性が高いですね。
こんなふうに過去に起こった出来事のパターンを別の場所や人や関係性に当てはめていくと、おおまかな未来予測ができるかもしれません。
投稿者 yoshi : 2005年06月14日 15:24
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