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2005年04月21日

魅力的になり始めると必ず抵抗勢力がでる!?

カウンセラーとして人の成長の過程に携わっていると、その方が初めてこられたときの表情を覚えていますので、半年、1年経った時、その方の表情がすごく変化して、どんどん魅力的になるのがわかります。

大抵の方が、初めは問題や悩みを抱えていて、それを解決することがメインテーマになっていますが、その後次第に、「もっと幸せになりたい」「もっと人生を楽しみたい」「もっと魅力的になりたい」と感じ始め、自分をよりよく変えることが楽しくなります。

そんな方によく見られるのが、どんどん良くなっていこうとすると、必ずといって良いほど、身の周りの誰か、家族やパートナーや友人が反対し始めるという現象です。

一般的に考えると少し奇妙ですよね。自分の家族やパートナーや友人がどんどん魅力的になって素敵になるのは嬉しいことのはずなんですが、そうではなく、反対したり、引きとめようとしてしまいます。

そこには「変化に対する恐れ」があるんです。本人も変る前は怖いです。変化してどうなるのわかりませんから。でも、心を決めて、一歩踏み出すと、後は変るだけですから、どんどん突き進みます。
本人が躊躇している間は、周りの人たちは援助したり、応援したりしますが、進み始めると、本人が感じていた恐れを今度は周りの人たちが感じてしまうんですよね。

○変化前

本人(ネガティブ)←──────→周りの人たち(ポジティブ)

変化前は本人が怖い。周りは怖くない


○変化後

周りの人たち(ネガティブ)←──────→本人(ポジティブ)

変化後は本人は怖くないが、周りが怖くなる


立場が入れ替わってしまうわけです。そして、あなたに置いていかれる恐れを感じ始めるからです。だから悪気がないけど引きとめようとしくなります。そんな時は

・その人たちを信頼すること
・彼らを大切にしていることを伝えること
・自分は自分の選択した道を進むこと

この3つが大切です。特にこういう場合には、癒着が切れてしてまうので、絆(家族の絆、友人の絆、パートナーの絆)も切れてしまいそうになって怖いんです。でもこれは、より信頼の深い新しい関係性に向かってスタートしているというサインでもあります。

これを「捨てる勇気」と呼ぶ人もいます。

あなたが変化しようと思ったとき、反対する人が出てきたら、それはあなたの意欲や決意が人生に試されているのかもしれません。逆に言うと、そういう人たちのおかがで、あなたの変化への思いをよりいっそう強くすることができるんです。あなたに反対する人たちは、そんなボランティアをしてくれる人かもしれませんね。

投稿者 yoshi : 13:42 | コメント (2) | トラックバック

2005年04月01日

痛みの下には才能がある!

私が勤めている会社で発行しているHealing Styleという冊子があるのですが、先月、そちらに「才能に溢れる~受け取ること~」について書きましたので、今日はその原稿をご紹介します。


- Healing Style - 2004年3月発行


こんにちは、北端です。カウンセリングを受けたり、心理学を学び始めると「痛みの下には才能がある」ということをお話しすることがあります。「痛み」という言葉がぴんとこない場合は、「悩み」「問題」という言葉に置き換えて見てください。「問題や悩みの下には才能がある」ということですね。

これは前回お話した、私たちがもっている才能やそこから出てくる「役割」や「義務感」といった問題にも近い内容です。
※前回の記事はこちらに掲載しています。
http://www.counselingstyle.com/archives/2005/01/post_263.html

心の中では痛みと才能というのはコインの裏と表のようにくっついていることがよくあります。
そして、痛みをもったり、経験することで私達は自分の才能やビジョンといったものから分離していくわけです。

      [心の層]
痛み(トラウマ)↓
------------ ↓
才能、ビジョン  ↓

この世に生まれてからのお話で説明をすると、赤ちゃんとして生まれてきた初期の段階では、私達は両親が大好きで、大好きで仕方がない時期があります。この時期は、両親がどんな親であったとしても嫌いになれない時期のことです。身の回りに子供がいる環境がある方はわかると思いますが、3歳くらいまでの子供は、親が大好きで「パパ~」「ママ~」と親にくっつこう、くっつこうとします。両親が急がして「今はダメ」なんて言っても、お構いないしにくっつこうとします。

この時代は、子供にとって両親は完璧な人に見える時代でもあります。両親を自分が欲しい、お菓子やおもちゃ、遊びに行きたい公園など、なんでも夢をかなえてくれる魔法使いのように感じています。だから、両親に問題や悩みがあるなんて思いもしません。

でも、成長するにつれてだんだんと親が悩みや問題があるんだということがわかってきます。もしかしたら、あなたにも経験があるかもしれませんが、両親がお金のことで悩んでいたり、親戚付き合いや、ご近所付き合いで悩んでいたり、仕事で悩んでいたり・・・。そんな光景を目にしたり、耳にしたりします。

すると、当然、子供は両親のことが大好きですから、「役に立ちたい」と思って助けようとするわけです。でも、子供は非力ですから、現実的に役立てることはほとんどないわけです。

たとえば、両親がお金に困っているという話を耳にしたとします。すると、その子は「パパとママがお金に困っているんなら、私が少しずつためた100円玉、15枚あるからこれをあげよう!」と思うわけです。
そして、「これあげる!」といって、両親にあげたとしても、お金の問題はなくならないわけです。

この時代、子供は子供なりに精一杯努力をして、一生懸命頑張るんですが、「役に立てない」という無価値感、「役に立てない自分なんて悪い子だ」という罪悪感、「役に立てない私なんて価値がない」という無価値感みたいなものを一杯感じるわけです。

そこから、「パパとママに迷惑をかけないように、何も欲しがらないようにしよう」「欲しいものがあっても我慢しよう」「それがパパとママを助ける方法だ」という感じで、我慢や犠牲、そして「良い子になったらパパとママの負担にならないな」というような補償行為というのが始まるわけです。

           補償行為
            ↑
痛み(トラウマ)   罪悪感
---------------- ⇒無価値感
才能、ビジョン    無力感 など

そして、我慢して、我慢して、自分を抑えて「パパとママのために」と思って生きていくんですが、それでも状況がよくならなかったときに、だんだんと腹が立ってくるわけです。
「こんなに我慢して、良い子になったのに、これ以上どうしたらいいんだ!」
「もう我慢できない!」
そして、パパとママに文句を言い始めるわけです。



 攻撃 ← 怒り ← 補償行為
            ↑
痛み(トラウマ)   罪悪感
---------------- ⇒無価値感
才能、ビジョン    無力感 など


でも、このすべての始まりは、私達が自分の才能やビジョンから分離して、痛みや罪悪感などの感じたくない感情を感じないための補償行為を始めたところからやってきているわけです。
顕在意識では、「怒り」という感情があるかもしれませんが、その下には自分自身を責めている「自己攻撃」、罪悪感といった自責の念が隠されているわけです。

痛みやネガティブな感情はできるだけ感じたくありませんが、そういった感情の層を抜けていくと、そこには私たちを待っている才能やビジョンといったギフト(贈り物)があります。それは、昔々の子供時代の夢かもしれません。

家族の中であなたが体験した、つらかったことや悩み、問題は、あなたがこの人生でやり遂げたいと思っていた目的「この人を助けたかった」「こんな世界を作りたかった」を教えてくれるサインでもあるのです。

※両親との関係ではわかりにくいという場合は「両親」という言葉を大好きな彼/彼女や尊敬している上司、自分を愛してくれた先生や祖父母などにしてみるとわかりやすいかもしれません。

投稿者 yoshi : 11:28 | コメント (2) | トラックバック