カウンセリングと心理学で「理想の仕事と恋愛、結婚、夫婦関係」を手に入れる!RSS  

2004年12月09日

「尽くしすぎる」 「いい人」を演じすぎてしまう心理

家族の中でいい子を演じなければならなかった人達は、大人になってからも、良い彼、良い夫、良い彼女、良い妻、良い人を演じすぎて失敗してしまうことがあります。そんな彼らの中には自分らしくあることを禁止してきた、我慢しなければならなかった過去の体験が隠されている場合もよくあります。

そういう方の中には、「尽くしすぎる人」になってしまうケースもとっても多いのです。例えば、「尽くす女」は「良い女」と一般的に思われていますが、尽くしすぎて敬遠される女になってしまうこともあるのです。なぜなら、そういう人があまりにも「良い女」過ぎると、彼も「良い彼」にならないといけなくなってしまうからです。


ちょっと想像してみてくださいね。いつも、彼が身なりがきっちりしている。言葉遣いもすごく丁寧。彼の家に遊びに良くとホコリ一つ落ちていなくて、いつも整理整頓されてホテルのよう。こんな家に遊びに行ったとしたら、どんな感じがするでしょう?

「私も綺麗な服を着て、家に入ったら汚しちゃいけないとか、私もきっちりしなきゃ」

と思いますね。そんな彼の前でリラックスしやすいでしょうか?しにくんです。

同じことは内面的にも起こるんです。付き合っている人がまじめ、厳格、いつも正しいことや正論を言う。すると、本当は

「もう少し適当にやりたいな」

と思っても、特に男女関係の初期のころは相手に嫌われたくありませんから、「同じようにきちんとしなきゃ」と感じてしまうんです。

そして自分もきっちりするんですよ。でも、相手に合わせるのがだんだんとしんどくなってきます。そしてデートが終わって、自分の家に帰ると

「フー。今日も一日、疲れちゃった・・・」

となってしまうんです。

あなたが良い人過ぎると、相手も同じように良い人にならなければいけません。あなたが気を使っていると、相手も気を使ってしまいます。

すると、その関係に疲れてきて、疲れるのは嫌だから、ちょっと距離を置こうかなと思い始めるわけです。

もう一つのパターンとしては、あなたが良い彼女過ぎると、彼のほうが怠けてしまいます。「彼女はやってくれるから、任せておけばいいわ」って感じですね。すると、都合の良い女とそれを利用する彼がでてきしまいます。


◎良い子でないと愛されない V.S. ワガママで迷惑をかけてた人

こういうパターンを持つ人は、家族の中や身近な人に「ワガママで迷惑をかけていた人」や「そんなふうになっちゃいけませんよ!」って教えられてきた人が多いんです。

すると、自分の感情や欲求がワガママのように感じて、それを出しちゃいけないように思ってしまうんです。つまり、抑圧して禁止してしまうわけです。それが両親から愛される秘訣になるからですね。

でも、「抑圧した感情は外から出るという法則」にあるように、あなたの周りの人達が、あなたの抑圧した欲求や感情を教えてくれます。

男女関係ではパートナーですね。あなたが欲求や感情を我慢して良い子である度合いだけ、彼は欲求や感情を我慢しない悪い子になってしまいます。あなたがワガママを抑圧した度合いだけ、彼がワガママになるわけです。

「彼女は我慢しているのに、俺は我慢していない・・・」

そんなふうに思うと、彼は「罪悪感」を持ち始めます。でも、誰も罪悪感を感じたくありませんから、罪悪感を感じてしまう彼女との距離を取っていく、もしくはケンカばかりになるというような流れになってしまうんです。

逆に言うと、こういうタイプの人は自分の欲求や感情を認めて受け入れていくと、パートナーにも我慢させなくてよくなるわけです。

自分の心の中にある

良い子でないと愛されない V.S. ワガママで迷惑をかけてた人

の対立がパートナーを通して現れるわけです。


◎誰かへの攻撃は、パートナーへの攻撃になってしまう!?

私たちが持っている潜在的な自己攻撃のパターン(例:ワガママはダメ!)は、気づかないうちにパートナーをも攻撃してしまう結果になってしまいます。

たとえば、よくありますが、4人家族がいると思って下さいね。お父さんとお母さんと、お姉ちゃんとあなたがいると思ってください。あなたは妹です(男性の場合は弟でもいいです)。そして、なぜかお父さんとお母さんはお姉ちゃんには厳しく叱るんです。

「あなたはお姉ちゃんだからワガママいわないの!」
「もっとしっかりしなさい!」
「なんでこんなこともできないのよ!」
「もう、あなたはダメね!」

こんなふうにお姉ちゃんは言われているんです。一方、あなたには

「可愛いわね」
「いつも素直で良い子ね」

あなたは絶対に怒られないんです。こんなふうに対応が違うと思ってくださいね。すると、怒られているお姉ちゃんを見ていて、妹さんというのはどんなふうに感じるのかわかりますか?

お姉ちゃんが怒られているのを見て、怒られないほうはこう感じるんです。

「私もお姉ちゃんみたいにしたら、あんなに怒られるんだ・・・・」

すると、いつも怒られているお姉ちゃんは免疫ができているんですが、妹のほうは怒られ慣れていないので免疫がないので、怒られることに対してすっごく怖くなるんですよ。

そして、もっと良い子になったり、自分の感情や欲求を出せなくなるんです。

両親はお姉ちゃんを怒っているんですが、心理的にはその矛先は、それを見ている妹や弟にも行ってるんです。

女性の方ならこういう経験もあるかもしれません。デート中に、彼の携帯に電話がかかってくる。彼が「ちょっと、ごめんね」と言って電話をとるとお母さんからの電話が来た模様。

彼:「何? え? 今、忙しいねん」
  「そんなこと、家帰ってからでもいいやろ!」
  「こんなときに電話かけてくるなよ!」
  「ああ、もうわかったから、切るよ!」

そして、怒りながら電話を切った彼が、あなたには優しい顔をしてこういうんです。

「ごめんね、待たせて。さっき何の話してたっけ?」

このときに、女性は「いつ、あのお母さんに対して彼がとっていた態度が私に向けられるんだろう・・・」という一抹の不安を覚えたりします。(笑)

これは、彼がもっている2面性なんです。私達は自分や誰かに対して持っている攻撃性は、あなたの最愛の人にも向けられてしまうんです。


◎「○○○じゃないと愛されない」という恐れ

尽くしすぎる人は、「尽くす」、良い人を演じてしまうという人は「良い人」というのが愛される秘訣になっているんです。逆に言うと、

「これだけ尽くしているから愛してくれるよね?」

「これだけ良い人やっているんだから、愛してくれるよね」

という形になってしまうこともよくあります。すると、パートナーはまるで請求書を突きつけられているような気分になってしまいます。そして、これが重たい愛情になってしまうんです。

この裏側にあるのは「本当の私は愛されないんじゃないか?」という恐れです。

「もし、私が尽くすのをやめたら、愛されなくなるんじゃないか?」

という不安です。そして、やめられなくなるんです。これは「嫌われないように、嫌われないようにしていたら嫌われてしまう悪魔の法則」ともいいます。(^^;)

尽くしすぎて失敗する、良い人過ぎて失敗してしまうという人は、その裏側にどんな自分が隠れているのか探ってみましょう。

「尽くす」「良い人」をやめたら、そこにはどんな自分がいるのでしょうか? それがネガティブなイメージであれば、その自分を抱きしめて、愛してあげてください。

そして、あなたがそのような役割をせざるを得なかった状況、それを求めた人も許してあげましょう。あなたが許していった度合いだけ、あなた自身がその役割から自由になることができますよ。(^^)

投稿者 yoshi : 2004年12月09日 18:53

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://1style.sakura.ne.jp/cgi/mt-tb.cgi/188


コメント

コメントしてください




保存しますか?