2004年09月20日
スピリチュアル・ジャーニー(2) バリ島旅行記
去年、出会ったオーストラリア人の女性、アネットさん。マッサージを受けるためにBody Work Centerに行くと、彼女がお供え物の花の世話をしていたり、お掃除をしていました。
声をかけると、彼女も私を覚えてくれていたのです。

(左から私、アネット アネットはお供え物の花の首飾りを作っている)
「なんて、懐かしいのかしら。戻ってきたのね。会えて嬉しいわ」
「うん、戻ってきたんだ。僕も再会できて嬉しいよ。もしかして、アネットは今、ここに住んでるの?」
「そうなのよ。出会ったのが去年の9月よね。あの後、オーストラリアに帰って、また1月に戻ってきたのよ。そして、また春に戻ってきて、それからずっとここにいるの。もう6ヶ月くらいになるわ」
「私はずっとスピリチャリティを学んできて、今も学びたいと思っているから、それをMr.Arsanaに話をしたら、ここに住み込みでお手伝いをしながら居てもいいって言ってくれてね。それで滞在させてもらっているのよ。とてもラッキーだわ」
ニコニコと笑いながらアネットはそう言いました。
「今、話している時間はあるの?」
「今は、お供え物やお花の世話をしなきゃいけないから、ダメなんだけど、今度一緒にお茶でも行かない?」
「わかった。いつがいい?」
「今度の土曜日にしましょう」
ということで、土曜日の午後にアネットとお茶をすることにしたのです。
去年出会ったときは、ほとんどお話をしなかったので、彼女のことはよく知らなかったのですが、瞑想会に参加するくらいだからきっとヒーリングや精神性、スピリチャリティに興味があって、ずっとそういったことを探求してきてるんだろうなと想像はしていました。
そして、土曜日。Body Work Centerで待ち合わせをして、TUTUMAKというレストランで一緒にお茶をしました。
「そういえば、Mr.Arsanaは今年、日本に行ったのよ」
「彼は日本にたくさんのクライアントや友人がいるのよ」
「今回も、マッサージとヨガを教えに行ったみたい」
その話を聞きながら、去年、Mr.Arsanaが「私はクライアントに呼ばれてアメリカやヨーロッパにも行くんだよ。ハリウッドの俳優はほとんどすべて知ってるよ」と言っていたのを思い出しました。
「来年も日本に行くみたい。たぶん、福岡だと思うけど、来年はMr.Arsanaと一緒に日本についていくわ」
「そうなんだ。アネットはいつもMr.Arsanaについて活動しているの?」
「そんなことないわよ。Mr.Arsanaはとても忙しい人だし、私には私の仕事があるから、すべての活動についていくわけじゃないわ」
「そういえば、あなたは確かカウンセリングをしてるって言ってたわよね。どんなカウンセリングをしているの?」
「特に人間関係、家族関係や男女関係、仕事の人間関係など、人間関係全般のカウンセリングをしているんだ。そういえば、アネットはヒーラーだよね?オーストラリアにいたとき、どんなヒーリングをしていたの?」
「私がしていたのは主にエネルギー・ヒーリングとスピリチャル・ヒーリングよ。クライアントが私の元を訪れたときに彼らのエネルギーや体の状態を見て、それをケアーしてあげるの。時にはマッサージをすることもあるし、滞っている感情を解放してあげることもあるわ」
「オーストラリアではヒーリングってどんな感じ?みんな興味を持っているの?」
「ええ、とっても関心が高いわよ。特に私の元に来るクライアントは私がエネルギーやスピリチャリティに重点を置いているのを知っているから、やりやすいわね」
「アネットはどうして、こういったものに興味をもったの?」
「私はね、昔から興味がったのよ。小さなころから、目に見えるものと、そうでないものの違いのようなものを感じていてね。目で見える世界ってあるじゃない。ここにはテーブルがあって、あそこは道で人々が行きかっている。でも、それって目で見ているもので、心で見ているものじゃないわよね。昔からそんな感じを持っていてね。それで、哲学、天文学、占星術、心理学、タロット、神秘主義、そういったものを片っ端から勉強したわ。ある意味、考えすぎの女の子だったのよ。(笑) そして、インド、アメリカ、バリでそういったものを勉強してきたのよ」
「オーストラリアではどんなことをしていたの?」
「一杯やってきたわよ。学生のころは看護の勉強をしていたのよ。仕事としては、ヒーラー、スピリチュアルなヒーリングやエネルギー・ヒーリングをしていたわ。私の元に来るクライアントは何らかの問題をもっているんだけど、私はそれを体のどの部分が滞っているのかという形でわかるのよ。だから、時にはエネルギー的に、時には体をさすってあげたり、感情を癒してあげたりしながらヒーリングをしてたのよ。それ以外にも、著作活動やラジオやテレビでのコメンテーター、広告なんかもやったわ」
「私は10代の後半に友達と初めてバリに来たのよ。今から20年くらい前の話よ。そのときはバリにはまだ何もなくてね。旅行に来てたんだけど、体調がすごく悪くなったのよ。アレルギー反応というか、体がはれちゃってね。そして、バリのクタというところに戻ったの」
「そしたら、ある男性が彼のお母さんの所に連れて行ってくれて、彼女がハーブを配合してくれてね。それを飲んだら2時間ですっかり治っちゃったのよ!そのとき、バリにある癒しの力を初めて体験して、それから興味を持つようになったのよ」
「それから、90年代後半にまたバリに戻ってきたわ。そのとき、私の友人の紹介でMr.Arsanaのヨガ教室に参加したのよ。それが彼との初めての出会いよ。でも、そのときは彼をスピリチャル・ティーチャーだとは思ってなかったの」
「彼と再会したのは2000年ごろね。それはここのBody Work Centerで再会したのよ。そのときに初めて瞑想に参加したわ。そして、そのスピリチャリティにとても感動して、そのときは一杯涙を流したわ」
「そうなんだ。去年の9月に出会った時はまだBody Work Centerに滞在してなかったよね。アネットはいつここに居ようって決めたの?」
「う~ん、そうね。ちょうど出会った9月ころね」
「アネットは色々なものを学んできて、今はMr.Arsanaから学んでいるよね。どうして、彼の元で学ぼうと決めたの?」
「難しい質問ね。実は私にもよくわからないのよ。気がついたらここにいたって感じなの。あなたもそうでしょう?」
確か、グスティもそんなことを言っていたなと思いながらアネットの話を聞いていた。
「でも、そうね。その質問への答えに、Mr.Arsanaが私にしてくれた説明を教えてあげるわ」
「私も同じ疑問をもったことがあってね。Mr.Arsanaに聞いてみたのよ。
『どうして、私はここにいるんでしょうか?』
って。そしたら何て言ったと思う?
『君がクレイジーだからだよ』
って言ったのよ。もうほんと可笑しいでしょう。(笑)
そして、Mr.Arsanaは続けてこう言ったわ。
『でも、クレイジーなのは君だけじゃないよ。みんなクレイジーなんだ。だったら神様にクレイジーになるのがいいと思わないかい?』
そう言われて、本当にそうだわって思ったのよ」
「私がここにいるのはね、スピリチャリティについて本当に学ぶことができるからなの。瞑想って言うと、大抵一人でやったり、先生についてもあまり教えてくれなかったり、とても時間がかかるのよ。でも、Mr.Arsanaは彼が神様とつながって、その恩恵や祝福を彼の元に学びに来ている人達に与えることができるのよ」
「そうね。たとえれば電気プラグのようなものよ。Mr.Arsanaは ”神様”という電気プラグとつながってその恩恵を受け取る。そして、彼はもう一方の電気プラグを私たちにさしてくれるような感じ。だから、そのプラグとつながったら、電流が流れ込むようにして、私の中に神様の恩恵が流れ込んでくるのよ。それは本当にすごい体験よ。大きな愛が私の中に入ってくるんだから。本当に感電したような感じで、まったくコントロール不能よ」
この話を聞きながら、私の先生のチャック博士とレンシー夫人のことを思い出した。彼らも愛や恩恵の話をするときに同じ例えを使うのです。「なんでみんな同じ例えを使うんだろう? 誰かがこの例えを使い出してみんなが使うようになったのかな?それとも、この体験をした人はそれ以上いい例えが思い浮かばないんだろうか?」と思いながら、アネットの話に耳を傾けた。
「私がMr.Arsanaの元に居るのは、そういったやり方で、彼が私の成長を加速させてくれるからなのよ。彼の元で学び始めてから本当に成長が早いのよ。そして、恩恵をハートに入れれば入れるほど、ハートや魂はどんどん強くなっていくの」
「多くの人はね、頭で色々なことを考えているでしょう。でもハートでは感じられないのよ。頭では理解してもね。だから、たくさんの人は頭でわかっていても、感情的に悩んだり、どうしていいのかわからなかったり、動けなかったりするのよ」
「でも、今の私はまずハートからくるの。ハートから始まるのよ。だから、感じたり、直感的なものを得ると、すぐにさっと行動に移すことができるのよ。ハートがあって、マインド(思考)があるのよ」
「マインドが先だといつも何かの想念が入ってきて、私たちの邪魔をするわ。いつも頭の中が忙しくなるのよ。そしてその結果、毎日も忙しくなるのよ。自分が何をしているのか、何をしたいのか、わからなくなるわ」
「そんな私を見て、周りの人は『この人変なんじゃない』って思うかもしれないけれど、周りからどう見られているかなんて関係ないのよ。私は今、ここにいてまったくストレスがないの。だから真実や神様とつながることに集中することができるの。本当に平和で穏やかなのよ。だから6ヶ月ここにいるけど、他のところにまったく行く気がしないのよ。ここで十分なの」
「その感覚、わかるよ。Body Work Centerにいるととても神聖で、平和な感じを感じられるよね」
「本当にそうね。でも、それを感じられる人と、感じられない人がいるのよ。それは、スピリチャリティについて学ぶ準備ができていないからなのよ」
「バリにはたくさんの観光客がくるけれど、瞑想会に参加する人はほとんどいないわ。私がここにいる6ヶ月間で、アメリカ人が少しでしょう。ヨーロッパの人もほんの少し。そして、そんなわずかな人達も見学して帰っていくの。ほとんどの人が参加しないわ。日本人ではあなたたちくらいじゃないかしら。あなたみたいな日本人に出会ったのは初めてよ。あなたは日本人って感じじゃないわね(^^)」
「ハ、ハ、それ、よく言われるよ。お店に入ると店員さんがインドネシア語で話しかけて来るんだよ。だから『すいません、言葉がわからないんだけど・・・』っていうと、『え、そうなの!? バリ人かと思ったわ』ってよく言われる(笑)」
「私も同感(笑)」
「そういえば、去年、Mr.Arsanaに瞑想会に誘ってもらったときに、『君たちは準備が出来ているから誘ったんだよ』って言われたよ」
「そうでしょう。彼がそんなことをするのは珍しいのよ」
「これはMr.Arsanaから聞いた話だけれど、今の世界の75%は闇のエネルギーに包まれているそうよ」
「僕の先生のチャック博士や日本で出会ったヒーラーも良く似たことを言ってたよ。今は変革の前の暗闇の時期だって。だから、今の時期を抜け出すために、たくさんの使者が世界中に送られているって。つまり、そういった知識やメソッドを持った人が色々な地域に誕生しているそうだよ」
「そうなんだ、不思議ね。Mr.Arsanaも今のこの時代を抜けるためにできるだけのことをしているわ」
「午前中はクライアントのためにマッサージやセラピーをしているでしょう。午後は、色々な村や人々のためにお祈りをしたり、祝福をしたり、ヒーリングやスピリチャリティについて学ぶための施設を作るプロジェクトにもかかわっている。彼はこの地域のリーダーなのよ。これらはまったくの奉仕、ボランティアでされているわ」
「そして、夜になると私たちのために瞑想をしてくれる。瞑想の後も話し込んだりして、時には夜の1時や2時まで話をしてくれるのよ」
「彼は本当に与える姿勢と愛にあふれた人なのよ。本当に惜しみなく与えてくれるわ。Mr.Arsanaは本当に大きな魂の持ち主なのよ」
「そうだね。それに彼はとても受容性にあふれた人だと思う。Mr.Arsanaは何でも受け入れてくれるような感じがするから、彼といると安らぎや平和を感じるよ」
「本当にそうね」
アネットの話を聞いていた妻が瞑想会で体験したことを話し始めた。
「私が初めてあの瞑想会に来たとき、もう始まってたから、部屋の外で邪魔にならないように待ってたのよ。そしたら、音楽が聞こえてきて、それはまるで天国に居るかのように平和で楽しい音楽だったの。そして、何か家に帰ってきたような気分になったのよ」
「そうなのよ!まるであの場所は地上の天国のような場所よ。もし、あなたが家に帰ってきたような感じがしたのだとしたら、それはきっとあの場所に集う人達と魂レベルのつながりがあるからなのよ」
「私がここにいる理由の一つはね、変なふうに聞こえるかもしれないけれど、瞑想中にあるビジョンが降りてきて、それは私は過去世でMr.Arsanaに出会っていたっていう映像だったの。そんなこと人に言えなかったんだけど、あるとき瞑想会の参加者の一人にその話をしたら、その人も「私も同じだよ」って言ったのよ。それから他の人にも聞いたら、みんな「私もそうだよ」って言うのよ。魂レベルですごくつながっているのよね」
「でも、私たちの頭はそういったことはわからないわ。でもハートはそれを感じることができるの。そして、ハートで感じ続けると、心の中から魂が湧き出てくるのよ。そして、その魂と魂が出会って共鳴するのよ」
「Mr.Arsanaはたくさんの人を手助けしているわ。私もそうするために今ここで学んでいるの。きっとあなたもそうなのよ」
「あ、そろそろ行かなきゃ行けないわ。じゃ、また今晩、瞑想で会いましょうね」
「うん。アネット、今日は時間をとってくれてありがとう」
「こちらこそ、ありがとう」
そういってアネットは帰っていった。
グスティとミルもそうですが、ここで出会う人達は自分癒しと自己成長を求めてこの場所を訪れ、それを世界に還元しようとしています。
投稿者 yoshi : 2004年09月20日 16:48
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