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2004年04月11日

役割を手放そう

最近、講座やカウンセリングをしていると良く出てくるのが、私たちがもっているこの「役割」というものです。

私たちは幼少期からのトラウマで、「ありのままの私は愛されない」と誤解したところから、さまざまな役割を作ってしまいますが、どれだけその「役割」を演じても、その報酬はまったく受け取れないんです。

たとえば、愛されるために「素晴らしい行いをする」という役割を担ったとしましょう。長男長女の方や、逆に上の兄弟が腕白だったり、問題児だったときに下の兄弟がそのようになることが多いのですが、そうすると、家族を助ける為に、迷惑を掛けないために、私たちは「良い子」になります。

でも、もともとの発端が「愛されるために」「迷惑を掛けないために」もしくは「あんなお父さんやお母さんや、お兄ちゃんやお姉ちゃんのようにならいように」というところから来たものだとすると、「よい子」という役割が、私たちが「ああならない」ための「愛される」ための「受け入れられる」ための防衛になってしまうんです。

そうすると、確かに両親や周りの人は、あなたを評価したり、愛してくれるかもしれませんが、感情的には「ばれなくて良かった」「嫌われなくて良かった」というものしか手に入らなくなってしまいます。

ベースが不安や恐れから始まっているので、どれだけ頑張っても、そこで手にできるはずの喜びや愛や承認を受け取ることができないんです。

「役割」があると、傷つかずにすむかもしれませんが、不満や怒り、忙しさという問題が出てきてしまいます。

そこには、役割を演じることによって本当に欲しかった、私たちのニーズが隠れているからです。役割を演じることが補償行為になってしまうんです。

役割を手放すとき、往々にして私たちは、恐れや不安、疑い、過去の人生が崩壊するような感覚、否定されるような感覚を感じます。

役割の上にどんなものを作っても、砂上の楼閣のようにいつ崩れるのかわからない不安に付きまとわれてしまいます。

そして、その不安を払拭する為にさらに役割にはまってしまうという悪循環に入るんです。

すると最終的には、人生のすべてを投げ出したくなるような衝動に駆られることもあります。

役割を生きるのではなく、自分らしく生きること。それを選択してください。その時に、まったく同じ事をしたとしても、私たちが感じること、受け取れるものがまったく違ってきます。

人生の報酬は、役割を演じることではなく、自分らしく生きているときに、自然と周りからもたらされるのです。そして、その生き方が自然と周りの人にもインスピレーションや喜び、幸せを与えていくことにもなるんです。

私たちは成長する過程で、たくさんの「役割に縛られている大人」を見てきます。そして、「人生ってそんなものなんだ」とか「大人になるってそんなものなんだ」とか「生きるってそんなものなんだ」という間違った観念を刷り込んでいきます。

マインドを変えてみましょう。そうでなく、自分らしく生きることで、受け取りながら与えることもできる人生もあるんです。その可能性を少しずつ、人生の中に取り入れていってみてください。

すると、はじめは小さな変化かもしれませんが、そこから新しい流れが出てきます。

投稿者 yoshi : 2004年04月11日 13:36

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