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2001年12月31日

心の傷を癒すためのセラピー~罪悪感を癒した女性のお話~

あなたの潜在意識、無意識にある感情がネガティブな感情だと、それを避けるための行動パターンができています。

人は誰だって嫌な気持ちになりたくありませんから、無意識の防衛機構が働くからです。

先ほどの「気を使ってしまう」女性、Cさんは、罪悪感を感じたくなかったので、「感じるくらいなら、我慢しているほうが楽だ」と思っていたんです。

つまり、潜在意識にある罪悪感を感じないための防衛として、「我慢する」「気を使う」という行動パターンをとっていたのです。


こういった防衛パターンは、「傷つかないためには役に立つ」こともありますが、「楽しくなる」「幸せになる」ための役にはたちません。

なぜなら、もともとの目的が「傷つかないこと」で「幸せになるため」ではないからです。


でも、もし、Cさんの罪悪感が癒されたとしたら・・・・。

彼女も罪悪感がなくなりますから、気を使ったり、我慢したりする必要がなくなりますよね。


そこで、Cさんの罪悪感を癒すセラピーをしました。


彼女は子供時代に、「母親を悲しませるようなわがままを言う私は、悪い子だ」、「そんな自分は愛される価値がない」と思い込んでしまったんです。

ですので、この時代に感情的に戻ってセラピーをしました。


「目を閉じて、あなたが遊園地に行きたかったけれど、お母さんに言えなかった、あの時のことを思い出してください」

「イメージの中で、お母さん、どんな顔をしていますか?」

「暗い顔でうつむいています」

「お母さんも、お金がない自分を責めているのがわかりますか?」

「一人娘を遊園地に連れて行ってあげることもできない。そんな自分を母親として不甲斐ないと感じているのです」


「でも、それはお母さんのせいじゃありません」

「そうですね。お母さんのせいではありませんよね。だから、あなたはあなたはお母さんを守りたかったんです。お母さんに罪悪感を持って欲しくなかった」

「そうなんです。お母さんも一生懸命やってくれていたんです。私はそれを知っていました・・・」

そういいながら、彼女は涙を流していました。

「だから、あなたはお母さんを守るために一生懸命我慢してきたんです。それがお母さんの助けになると思ったからですね」

「はい」

「でも、あなたがどれだけ我慢をしても、生活は楽にならなかった。あなたはずっと無力な自分を責めてきたんです。でも、あなたにも責任があるわけではないんですよ」

そういうと、彼女は泣きながらうなずいていました。


「お母さんをもっと自由にしてあげたいですか?」

「え?」

「お母さんがもう自分を責めなくていいように、自由にしてあげたいと思いますか?」

「はい、できるなら、そうしたいです」

「では、お母さんにこういってあげてください。”お母さんのせいじゃないよ””だから、もう自分を責めなくて良いよ”」

彼女は涙を流しながら、お母さんに一生懸命伝えていました。

「そういってあげたら、お母さん、どんな顔をしていますか?」

「びっくりして、泣いているけど、優しい顔で私を見てくれています」

「お母さん、何か言っていますか?」

「”ありがとう”って言ってくれています・・・」

そういいながら、彼女も嬉しそうな顔をしながら涙を流していました。

「あなたもお母さんも罪悪感を感じていたんです。同じ罠にはまっていたんです。でも、今日は二人でその世界から抜け出してくれますか?」

「あなたも”もう、自分を責めない”そう決めてくれますか?」

「はい」

「じゃあ、お母さんに言ってください。”私も、自分を責めないから、もうお母さんも自分を責めないでね”と」

それを言い終わった彼女はとても晴れやかな表情をしていました。


ようやく昔の心の傷から解放され、自由になったのです。


このセラピーをしてから、彼女は「自分の言いたいことが以前よりもいいやすくなった」といってくれました。

そして、自分の気持ちを素直に話せるようになった彼女には色々な変化が訪れました。

1つは友達が増えたこと。会社の同僚から「本当は、こんなキャラだったの?」と笑いながら言われるようになり、みんなと打ち解けることができたそうです。

2つ目は、付き合っていた彼にも、気持ちを素直に表現できるようになり、心の距離がグッと近くなって、彼のほうから結婚の話題を振られたそうです。

そして、もう一つ。彼女はこんなことを言っていました。


「何が変わったのかわかりませんが、とても楽になりました。あれから、なぜか毎日が楽しくなって、会社でもどこでも、誰かと一緒にいると嬉しいんです」

「以前と、生活はあまり変わっていないんですが、不思議ですね。楽しいことがいっぱい目に付いて困っちゃうくらいです」

ニッコリと笑ってそういっている彼女は、とても輝いていました。

投稿者 yoshi : 2001年12月31日 09:00