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2001年12月31日

営業と恋の告白は同じ?

営業のお仕事をされている方とカウンセリングをすると、罪悪感を強く感じている人に良く出会います。それは、「お客様が必要としていなくても、ノルマ達成のために売らなければいけない」という罪悪感を感じているからです。

そして、売るために、手を変え品を変え、お客さんを口説き落とす。そのためには誇張したり、強引に売り込んだり、コントロールする人もいます。

すると、どんどん自己嫌悪に陥ってくるんです。

「私は一体、何をしているんだろう?」

そして、お客さんに「不要なものを売りつけている」という罪悪感が強くなればなるほど、テレアポするとき気が重くなったり、お客さんに訪問するときの足取りが重くなったりします。

もちろん、押し売りされたお客さんも嫌な気持ちになりますので、あなたともう一度会いたいと思わなくなったりします。


また、「拒絶される恐れ」を感じている人も多いですね。「営業に行って、お客さんに拒絶されたら嫌だ」そう感じている人もいっぱいいます。

この拒絶感は、恋愛で告白して振られたときの感覚に似ているかもしれません。お客さんや好きな人に断られると「自分の全人格を否定された」ような気分になって、すごく落ち込んでしまう人もいます。

でも、必要以上に落ち込んでしまうとしたら、それは拒絶された痛みだけではなく、自己嫌悪(コンプレックス)が強かったり、「私なんかと付き合ってもらったら悪い」「こんな商品を押し付けちゃいけない」とどこかで罪悪感を感じているからです。


はじめから、罪悪感を持っていたり、拒絶される恐れを持ちながら、営業に行ったり、告白してうまくいくでしょうか?

すくなくとも、自然には振舞えませんよね。

「いつ、商談を打ち切られるだろう」

「いつ、この人に嫌われてしまうだろう」

そんな不安を持ちながら、話をしているとビクビクします。人によっては、商談をまとめるため、付き合ってもらうために、しなくてもいいことまで過剰にサービスしたり、プレゼントをしすぎたり、簡単にセックスしてしまうかもしれません。

これらはすべて「私なんて・・・」と自己嫌悪を感じているところからやってくるのです。

自己嫌悪をベースにしたまま、どれだけのテクニックやノウハウを駆使してもうまくいきません。

なぜなら自己嫌悪があるとき、「どうせ、断られるだろうな・・・」と思っていますから、相手の一挙一動が「これって、断るって言うメッセージかな?」とビクビクしながら話すことになるからです。

そうならないために、「相手にNoと言わせない会話術」なんてものを読みこんでいるかもしれません。


こういう努力、とっても大変だと思いませんか?


でも、もしあなたに罪悪感や不安がなければ、


「今日もお客さんに、すばらしい商品を提供できるな。これであの会社儲かるから、きっと社長も喜んでくれる」

「今日は、初デート。あの人に何してあげようかな? そうだ! 彼、見たい映画があるって行ってたから一緒に見て、その後、お茶をしながら映画の話をしよう。きっと楽しくなるわ!」


と、「相手も喜ぶだろうな~」という視点から発想して、行動するんです。

こんなとき、努力って必要でしょうか? 必要ないですよね。なぜなら、あなたがしたいことと、相手が喜ぶことが一致しているからです。

土台の感情が罪悪感だと苦しい。でも「喜ばせたい!」と楽しい。

やっていることは同じです。同じように営業に行き、デートに行く。

違うのは、あなたの感情なんです。

投稿者 yoshi : 2001年12月31日 09:00