2001年12月31日
潜在意識、無意識に心理パターンが隠れている
私たちが持つ考え方、感じ方といった心理パターンは、人から真似て身につけます。一番影響を受けるのは、両親、家族です。
私たちは両親の夫婦関係を見て、恋愛について学びます。異性の親との関係を通して自分のパートナーとの関係を学びます。
同性の親を見て、大人の男性、大人の女性のあるべき姿を学びます。
父親の働き方を見て、仕事についてのイメージを作ります。
両親のお金の使い方を見て、お金について学びます。
人生のありとあらゆることを、両親の生き方や価値観を通し学ぶわけです。
こういったものの中には、もうはるか昔のこと過ぎて、すっかり忘れていることもあります。しかし、そんな記憶は、心の中の潜在意識、無意識の中に眠っていて、今も私たちの選択、決断に影響を及ぼしています。
先ほど例に出した「気を使ってしまう」そんなパターンを持っている女性を以前、カウンセリングしたことがありました。
Cさんは30代の独身女性でした。彼女の話を聞いていると、すごく気を使っているのがわかったので、家族のことを聞くと、彼女が子供時代、貧乏でお金に困っていたという話をしてくれました。
「そのせいで、友達はお人形さんを買ってもらったり、遊園地に連れて行ってもらっているのに、私は何も買ってもらえなかった」
「だから、月曜日は大嫌いだった。だってみんなお父さんやお母さんと何をして遊んだのか、そんなことばかり話していたから・・・」
そんな話をしてくれました。
また、お母さんも「うちは貧乏だ」といつも言っていたそうです。
もし、あなたがそんな家庭に育ったとしたら、どんな気分になるでしょうか?
小学校に行くと、みんなは日曜日に家族で遊園地に行ったと話している。でも、あなたは行っていない。当然、うらやましいですよね。「私も行きたい!」と思いますよね。そして、家に帰る。でも、お母さんを見ると、いつも「うちは貧乏でお金がない」と言っている。
「行きたい」って言えますか? 言いにくいですよね。
彼女にとっては、「遊園地に行きたい」ということが「母親を悲しませること」になっていたんです。
こういった自分の「欲求」や「望み」が親を失望させるとインプットされると、そうならないように、「母親を悲しませないために、私は○○○すべきだ」という観念(思い込み)ができます。
そして、この観念が「気を使う」という心理パターンになって彼女の問題を作っていたのです。
簡単に図に書くと
問題・悩み:人間関係が疲れる
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心理パターン:気を使う
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過去の体験:家が貧乏
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感情:欲しいけど、悲しませたくない
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本当にしたかったこと:
こんなふうになります。ですから、彼女は周りの人を失望させないように、悲しませないように、傷つかないように配慮することが、子供時代は「良い子」である条件だったし、大人になってからも、「良い社員」「良い彼女」でいるための条件になっていたのです。
彼女は自分を欲求を伝えるときに潜在的に「罪悪感」を感じていたので、言葉にすることができなかったのです。
営業のお仕事をされる方は、この種の悩みを持つことが多いですね。
こうした、抑圧された感情があると、どれだけテクニックやノウハウを身につけても、罪悪感が邪魔をして言葉にすることができなくなります。
仮にできたとしても、言うまですごく躊躇したり、勇気が言ったり、人によっては、言い過ぎてしまう、感情をぶつけてしまう。そんな苦労をする羽目になるのです。
でも、もし罪悪感などの抑圧された感情が癒されなくなったとしたら・・・。こんなに苦労することはありませんよね。
私がカウンセリングでセラピーを使うのは、抑圧された感情を癒しさえすれば、もっと楽に欲しいものを欲しい!といって、手に入れ、受け取ることができるからです。
投稿者 yoshi : 2001年12月31日 09:00
